こんにちは、ケンヤ(@keysTtime)です。

9月のこのほど、私は東武鉄道のSL大樹2機体制の個人取材をすべく、東武鬼怒川線を訪れていました。

都内から日光・鬼怒川エリアへのアクセスをになう特急のひとつに「特急リバティ」があります。

こいつは浅草(あさくさ)駅から伊勢崎線方面の「リバティりょうもう」、東武日光(とうぶにっこう)行きの「リバティけごん」、鬼怒川・会津方面の「リバティきぬ」「リバティ会津」に分かれているのですが、リバティけごん・きぬ・会津では、下今市(しもいまいち)駅から北の区間に限り、特急券を買わずに乗ることができるんです!

逆に考えれば、特急券を買わずに乗れるのに、「見た目が明らかに特急電車だから…」と乗車をためらい、逃してしまう可能性があるかもしれない…。

迷わずに乗りこなせるよう、今回は東武鉄道の特急「リバティけごん」「リバティきぬ」「リバティ会津」における、下今市以北での利用方法を解説したいと思います。

なお浅草~下今市間乗車時は必ず特急券を購入しましょう。

【2021/9/21追記】「リバティけごん21号・36号」と「リバティきぬ105号・120号」は除きます。




3+3で6両になる新型特急

改めまして、東武鉄道では浅草駅から発車する「特急リバティ」が2017(平成29)年4月より運行中です。

伊勢崎線方面に向かう「リバティりょうもう」(今回は扱いません)、東武日光行きの「リバティけごん」、鬼怒川・会津方面の「リバティきぬ」「リバティ会津」に分かれていますが、「リバティけごん」「リバティきぬ」「リバティ会津」に関しては浅草駅から下今市駅までは連結して走行しています。
(連結しない列車もあり)

3両は東武日光行き、もう3両は鬼怒川温泉(きぬがわおんせん)行きもしくは会津田島(あいづたじま)行きとなっており、下今市駅で分割併合を行う運行形態です。

下今市以北では、「リバティけごん」は東武日光駅へ。
「リバティきぬ」は鬼怒川温泉行きとなり、「リバティ会津」は野岩鉄道・会津鉄道に直通して会津田島駅まで運行します。

シャンパンベージュの車体に窓周りのブルー・グリーンのラインと、連結時に通り抜けができる貫通扉が備わりつつも流線形の前面を持つ外観ゆえ、今までの東武特急にはなかった雰囲気を醸し出していますね。

座席には電源があり、車内はWi-Fi利用可能となっているので、移動中のPCワークもアリ。
2号車・5号車に車いす対応トイレが設置されてます。
スペーシアと比べてしまうと観光特急の趣きはありませんが、現代向け設備を活用しながらの快適移動には向いている特急ではないでしょうか。

 

そのまま乗って空席に座ろう

では本題、下今市駅から北の区間だけで乗り降りする場合の特急リバティの利用方法です。
というか方法も何も、特急リバティが到着したらそのまま乗り込むだけでOK!

ただし特急券を持たずに乗ることになるため、必ず空席に着席してください。
すでに人が座ってるっぽい座席を横取りするのは絶対ダメ!

また、そうそういないと思いますが、自分の座った席がすでに予約されており、予約した本人が後から現れた場合、その席を譲ることになるのにも注意。

過去に訪れた駿豆線内の特急「踊り子」と同じで、元から特定の座席を指定してチケットを取った人に優先権があるのです。

とはいえ、リバティの特急券不要区間の一部駅は無人駅のため、きっぷを買えない場合があります。
無人駅から乗車する場合はオレンジ色乗車駅証明書発行機から乗車駅証明書を発行し、降車時に現金で運賃を支払いましょう。

たとえば、東武鬼怒川線の大桑(おおくわ)駅が無人駅にあたります。
SUICA・PASMOなどICカード用の簡易改札機は備わっていますがきっぷは買えないため、ICカードを持っていない状態で無人駅を利用することになったら乗車駅証明書を発行しましょう。
万が一それもできなかった場合は、降車駅の窓口か、車内巡回中の車掌さんに声をかけて精算すればOKかと!

それから、新藤原以北の野岩鉄道・会津鉄道ではICカードが利用できません。
この場合も現金で精算することになるので、お金の用意を忘れずに!

参考:東武鉄道 車両のご紹介
特急リバティについて
(別タブで開きます)




浅草~下今市間は特急券必須

一方で浅草~下今市間、および下今市以北から同駅以南へ乗る場合は特急券が必要になります。

もっと言うと、浅草駅・とうきょうスカイツリー駅・北千住駅・春日部駅・板倉東洋大前駅・栃木駅・新鹿沼駅のいずれかから特急リバティに乗車する場合、逆に下今市駅より北の停車駅からこれらの駅まで向かう場合は必ず特急券を買わなければいけません。
(板倉東洋大前駅にはごく一部のみ停車)

その特急券は、浅草~東武日光・新藤原間で大人1,470円となります。
野岩鉄道会津鬼怒川線・会津高原尾瀬口駅までは大人1,850円。
会津鉄道線・会津田島駅までは大人2,160円かかります(いずれも子どもは半額)。

浅草~下今市間のみ特急券を利用し、その先は乗車券だけで…、という乗り方や、浅草に向かうのに下今市駅までは乗車券だけで乗って、特急券はその先の分だけ購入という買い方もできないので注意が必要です。

なお乗降とも下今市以北で完結する時でも、着席を確実にしたい場合は特急券を買ってOKです。

「電車に乗り、目的の駅で降りる」その両方の駅が下今市駅より北の区間で終わる場合に限り、特急リバティに乗車券だけで乗ることができるのです。
下今市駅をまたぐ乗車時は特に気をつけましょう。

 

平日スペーシア・休日リバティも対象外

【2021/9/21追記】
例外として「リバティけごん21号・36号」と「リバティきぬ105号・120号」は、そもそも特急券不要の特例対象外となっています。
運転時分は以下の通り。

  • Rけごん21号(浅草12時30分発・東武日光14時19分着)
  • Rけごん36号(東武日光15時24分発・浅草17時14分着)
  • Rきぬ105号(浅草7時30分発・鬼怒川温泉9時30分着)
  • Rきぬ120号(鬼怒川温泉10時10分発・浅草12時15分着)

この4本は、土休日は特急リバティの車両で運行されますが、平日は特急スペーシアの車両で全く同じ時間に運行されています。
それゆえか、特急リバティの車両であっても、下今市以北のみ乗降時の特急券不要という特例は適用されません。

ですのでこの4本の特急に関しては、下今市駅から東武日光駅まで、あるいは下今市駅から鬼怒川温泉駅までという短距離の特急利用だとしても特急券が必要になるのでご注意ください。

 

かつての快速の後継か

なぜ下今市以北では「リバティけごん」「リバティきぬ」「リバティ会津」に特急券を持たずに乗れるかというと、ただの憶測ですが、特急リバティは過去に浅草始発で走っていた快速・区間快速の後継にあたるからだと考えられます。

2両編成の6050系が3本連結した6両編成で下今市駅まで走行し、下今市駅にて東武日光方面の2両新藤原方面の4両に分割。
新藤原駅にて当駅止まりの2両を切り離し、最終的に2両だけで会津田島駅まで向かう、なかなか面白い列車が運行していたんですよ。

もちろん快速・区間快速に特急料金は不要。
追加料金なし・乗り換えなしで遠方までアクセスできる列車として、旅行者や鉄道ファンに人気の電車だったと思ってます。
なお私は乗れなかった…。

しかし2017年4月21日の特急リバティ運行開始にともない、浅草からの東武日光・鬼怒川方面の快速・区間快速は廃止。
この時に浅草駅から会津田島駅への直通列車が「リバティ会津」に引き継がれたものと思われます。

そうでないにしても鬼怒川温泉以北は本数が減り上下線とも1時間に1本程度になってしまうので、リバティの特急券不要区間はかなりありがたい存在だと、乗って実感しました。

 

さいごに

今回は東武鉄道の特急リバティに「下今市以北では特急券を買わずに乗っても良い」ということについて解説してきました。

乗車・降車とも下今市以北で完結する場合に限り、特急リバティに特急券を持たずに乗っても良いということになります!
その場合は誰も座っていない、予約していない座席に着席しましょう。

浅草駅から新鹿沼駅のいずれかで乗車・降車する場合は従来通り特急券を買わねばなりません。

東武鬼怒川線・野岩鉄道・会津鉄道は全線単線なので、電車の本数もかなり減ってしまいます。
なので今回紹介したことが分かっていれば、より鉄道利用がしやすくなるはず!

今回はここまで!
ありがとうございました。