鉄道開業150年の締めくくり！「JR東日本パス」3月10日まで再販

2022年は鉄道開業150年！

この1年間で、鉄道開業150年にちなんだ様々な列車、イベント、きっぷなど発売されました。
しかし、3月31日で2022年度が終わりを迎えます。

その締めくくりとして、JR東日本は2022年12月26日、「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」を2023年2月2日から3月10日の期間で発売することを発表しました。
すでに販売開始しています！

これを利用可能な期間は2023年3月2日から3月15日まで。
「えきねっと」での限定販売で、価格は大人22,150円・子ども10,150円です。

2022年9月14日から10月22日まで「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」は発売されていましたが、ここにきて再販！
そこで今回は、JR東日本から発表されたリリースを参照しつつ、「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」について当サイトでも取り上げたいと思います。

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1 特急までもが乗り放題！
2 他社線への乗り越しに注意
3 レンタカーの特典は
4 エキナカ店舗等の提携も充実
5 東日本管内各所でARスタンプ
- 5.1 バーチャル空間の秋葉原
6 さいごに
- 6.1 参考
- 6.2 関連実績

特急までもが乗り放題！

「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」は、2023年2月2日5時から3月10日23時50分までを発売期間とし、3月2日から3月15日までの連続する3日間で利用可能なフリーパスです。

「えきねっと」会員限定で、利用開始日の1ヶ月前から3日前までの発売です。
旅行開始当日に買おうとしても買えないので注意しましょう。
価格は大人22,150円・子ども10,150円です。

「えきねっと」での予約後、フリーエリア内の駅にある指定席券売機などできっぷとして発券しなければなりません。
旅行前に必ず「JR東日本パス」を、紙のきっぷとして入手しておきましょう。

このきっぷを使うと、JR東日本全線の普通列車とBRT（バス高速輸送システム）に、利用開始日から連続3日間で乗り放題になります。

しかも「青春18きっぷ」「秋の乗り放題パス」と違い、新幹線・特急列車の普通車自由席も乗り放題に！

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新幹線・特急列車の普通車指定席も「JR東日本パス」1枚で4回まで利用可能！
その場合は事前に座席指定を受けましょう。

私鉄・第三セクターで利用可能な路線は、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道リアス線、北越急行ほくほく線、伊豆急行線、富士急行線、えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン（直江津～新井間のみ）です。

また、災害・工事等で運転見合わせや時刻変更となっている区間・列車があります。
バス代行輸送を行っている区間では代行バスを利用できますので、詳細はJR東日本公式ホームページでご確認ください。

他社線への乗り越しに注意

その一方で、JR東日本でない北海道新幹線、北陸新幹線（上越妙高～金沢間）、東海道新幹線には乗れません。
とくに東北・北陸新幹線の場合は乗り越しに注意しましょう。

上記7社以外の私鉄・第三セクター路線も「JR東日本パス」では利用不可となります。
えちごトキめき鉄道は、妙高はねうまラインでは妙高高原～新井間がNGで、元北陸本線たる日本海ひすいラインには全線乗車不可です。

しなの鉄道も全線利用不可です。
しなの鉄道線（軽井沢～篠ノ井）および北しなの線（長野～北長野～妙高高原）沿線の移動には、それに並行する北陸新幹線を必然的に利用することになります。

佐久平駅で小海線、飯山駅で飯山線、上越妙高駅で妙高はねうまライン（直江津方面のみOK）に乗り換えできますが、1時間に1～2本と本数が多くはない（かがやきは大宮～長野間ノンストップ）のでご注意ください。

念のためですが、「JR東日本パス」では国府津駅、熱海駅、甲府駅、岡谷駅、塩尻駅からのJR東海各線にも入れません。
大糸線は、JR東日本区間である松本～南小谷間のみ利用できます。

レンタカーの特典は

「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」購入者には、駅レンタカーおよびエキナカ利用時の特典があります！
レンタカーに関しては、「えきねっと＋駅レンタカープラン(通常プラン)」が申し込み可能です。

「えきねっと」にて「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」を申し込み後、その有効期間内に出発する駅レンタカーの上記プランを専用ページにて予約。
レンタカー出発当日、駅レンタカー利用開始手続き時に「JR東日本パス」を提示することで、駅レンタカー（S・A・ESクラス限定、免責補償、NOCサポート付）が15～25%割引になります。

鉄道駅から離れた観光地へ行きやすくなるので、自動車免許さえあればレンタカー利用も視野に入るかもしれません。
JR東日本レンタリース公式サイトに、車種・料金や観光モデルコースが掲載されています。

なお、台数に限りがある、車種指定ができないなど、諸条件があります。
詳しくはJR東日本レンタリースのホームページをご参照ください。

エキナカ店舗等の提携も充実

エキナカ店舗・施設等での得点に関しては、「JR東日本パス」を提示することで有効になります。

NewDays・NewDays-KIOSK、駅弁屋、JR東日本ホテルズ直営のレストラン・バー、鉄道グッズショップ「TRAINIART(トレニアート)」をはじめ、買い物の10%割引や、その他サービスの用意があるとのこと。
意外なところでは、渋谷スクランブルスクエア屋上「SHIBUYA SKY」との提携もあるようです。

その他、各県・地域の主要駅や新幹線停車駅などの駅ビルや併設施設等でも特典・サービスを受けられます。
いずれも「JR東日本パス」提示が条件と思われますので、お忘れなく！

詳細情報は、JR東日本公式サイトの「鉄道開業150年」特設サイトで発表があります。
本稿公開時点で更新されていたので、良かったらそちらもチェックしてみてください！

東日本管内各所でARスタンプ

「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」購入者を対象に、ARスタンプ巡りも開催されるとのことです。

ARスタンプ設置駅は、熱海駅、上野駅、大宮駅、高崎駅、安房鴨川駅、水戸駅、甲府駅、長野駅、新潟駅、仙台駅、秋田駅、新青森駅と、シン・秋葉原駅（バーチャル空間「Virtual AKIBA World」内）の計13駅。

NTT QONOQ（エヌ・ティ・ティ・コノキュー）が提供するアプリ「XR City」を利用の上、上記駅に設置されるARスポットでスマホをかざし、ARを展開させましょう。
ARを表示させて写真を撮影し、専用ページ（「えきねっと」で2月22日15時公開予定）で必要事項とARコンテンツを撮影した写真を登録して応募すると、抽選でJRE POINTがプレゼントされるとのことです。

最も多くのARスタンプを集め（て応募し）た人1名に「最多賞」が送られ、50,000ポイントのJRE POINTと「JR東日本トレインシミュレータ基本パック」が贈られるそうな。
「3駅以上賞」の5名にはJRE POINTが10,000ポイント。
「2駅賞」の10名にはJRE POINTが5,000ポイント。
いずれも抽選です。

「えきねっと」とJRE POINTの連携が取れていないとポイントが付与されないので、これに挑戦する場合は両方のアカウントを紐づけておきましょう。

バーチャル空間の秋葉原

ちなみに「Virtual AKIBA World」とは、JR東日本が2022年3月に開業したオリジナルバーチャル空間。
メタバース空間に秋葉原駅とあの街並みを再現しています。

スマホの場合、iPhone端末はiPhone XおよびiPhoneSE（第1世代）以降、Android端末はAndroid11.0以降・RAM8GB以上、Google PixelはPixel5以上でアクセス可能です。
PCの場合、Chrome、Safari、Firfox、MicrosoftEdge等のブラウザでアクセスできます。

リサーチがてら一人用モードでバーチャル秋葉原を下見したところ、キーボード操作やカメラワークに慣れなかったり、構造物にどうしても再現しきれない部分や未開業エリアもありましたが、コンテンツのポテンシャルはあると思いました。
なぜか『かぐや様は告らせたい』の広告がやたらめったら掲示されてた。

なお、通信量がたぶんとんでもないことになるので、スマホの場合はプランや通信制限等に注意しましょう。
PCにも負荷がかかりまくるので、可能なら高スペック高パフォーマンス端末でログインすると良いかもしれません。
あと画面酔いにも気を付けてね。