2019年11月3日は、文化の日。
そして「つくばエクスプレスまつり2019」の日!
今年のイベントでは最近報道公開された新型車両「TX-3000系」も一般公開されるとのことで、妙に気になって仕方のないわたしは、何気に人生初めての守谷駅に降り立ち、つくばエクスプレス総合基地まで行ってきました!
それでは、どうぞ!
青いドアと赤いライン
今回は混雑状況とこちらの都合によりあまり撮影ができませんでした。
なのでいきなりドーーーン!!!
従来の車両と大きく違う見た目として、乗降ドアが青く色づいているのが特徴的ですね。
ホームドア越しにもドアの位置がよく分かりそうで、山手線E235系や、コアなとこでは横浜市営地下鉄旧1000形・2000形に通ずるものを感じます。
そしてこの顔!
パッと見、従来車よりも傾斜がついているんじゃないでしょうか。
よりスピード感が強調されてるのと、ライトの形状からしてスタイリッシュで近未来感のある、めっちゃめちゃカッコイイ車両に感じました!
先頭部分から伸びる赤いラインは、天井をつたっているようです。
そこにドアの色と同じ青いラインが斜めに入っているんですね。
つくばエクスプレスの全駅にはホームドアが設置されているため、よくある通勤型車両のように腰部にラインカラーをあしらっても見えないことがほとんど。
ホームにいてもこの色の変化を見られるのは、人によってはワクワク感を感じるかもしれませんね。
わたしもきっとその一人(だといいな)。
ところで、この一般公開では外観のみの公開で車内には入れなかったのですが、従来車に比べて様々改良を加えているようです。
- シートの座り心地の改良
- 全号車にユニバーサルシートを導入
- ドア上の案内表示器には42インチの大型・ハーフ液晶を採用
- UVカットのためのグリーンガラスを客室窓に使用
- つり革の増設
- ドア上の開閉表示灯を大型化し視認性向上
- 車内防犯カメラを設置
そして、ヘッドライトにはLEDを採用、主電動機には電力量を削減できるSiC素子のVVVFインバーターを採用することで環境面への貢献も図るようですよ。
肝心のデビュー時期ですが、もらった広報誌「かわら版」によると2020年春から運行開始とのことでした。
正確な運行開始日は未定のようですが、とりあえず半年後に近づいていることは確かです!
従来車も顕在
新型の3000系にばかり目が行ってしまいがちですが、もちろん従来車両もバッチリ記録!
守谷までのTX-1000系
下の車両は「TX-1000系」で、営業運転は秋葉原~守谷間限定で運転されています。
実はこの路線、守谷駅から終点のつくば駅までは変電所の関係で直流電化から交流電化に切り替わるのです。
1000系は直流電化のみに対応しているため、守谷以西限定で走ります。
交直両対応のTX-2000系
「じゃあ当然つくばまで行ける電車もあるんでしょ?」
もちろんですとも!
それがさっき3000系の左に一緒に並んでいた「TX-2000系」!
コイツは交直両方の電化区間に対応しているので、全区間で活躍中です。
1000系と見比べてみるとほとんど見た目に差が無くてどっちがどっちだか、ですね…。
一応、2000系のパンタグラフ周辺機器は1000系以上にゴチャゴチャしてるのと、一部編成では腰部に赤いラインが追加されているので、そこから違いが分かるはず。
もっと観察したかったんですがこの日は他の用事があったため、TXまつりの見学はこれで終わりです。
この他には各社グッズ販売、TX-3000系にまつわるパネル展示、事前応募限定でTX-3000系と記念撮影や、運転台見学、軌道自転車体験など様々開催していました。
今回はやむを得なかったけど、次回来られるならもっとじっくり見たいところです。
8両編成化を決定
TX-3000系の一般公開に合わせて、つくばエクスプレスの広報誌「かわら版」にて混雑への新対策が発表されました。
かわら版によると、2030年代前半に、現行の6両編成から8両編成に増結するそうです!
すでにTXでは朝ラッシュ時の1時間の最混雑区間での運行本数を22本から25本に増やす事業を行っているようですが、沿線人口が増加すればそれでも対応しきれない…。
そこで8両編成化が計画されました。
これが実現すれば1編成あたり定員が30%上昇し、朝ラッシュの混雑率が150%以下に軽減される見込みです。
すでに秋葉原駅と新御徒町駅ではホームの延伸工事に取り掛かっているようです。
さらにその後各種設備等の工事が行われるとのことで、8両編成対応に向けて着々と進んでいきそうですね。
さいごに
今回はつくばエクスプレスまつり2019の、「TX-3000系」一般公開のお話でした。
正直なところ、わたし横浜の人間なのでつくば方面との接点があまりないんですが、思い切って見に行って良かった!
従来車の流れを汲んだフォルム、赤と青のスピード感あるカラーリング、新型車両に見合った新機能等で来年春から運行開始。
実に楽しみです!
今回はここまで!
ありがとうございました!