2021(令和3)年6月25日にトミーテックより満を持して発売された「ノスタルジック鉄道コレクション第1弾」は、床下を別売の動力ユニットに換装することでNゲージ鉄道模型として走らせることができます。
その点はこれまでの鉄道コレクションシリーズと何も変わっていません。
しかしノス鉄第1弾の車両は全て2軸車両。
車輪が2軸しかありません。
ノス鉄自体が「鉄コレの原点回帰」をうたって登場しているわけですし、せっかくなので今回はノスタルジック鉄道コレクションの車両を動力化する方法を簡単に紹介したいと思います。
わたしが入手したフリーランス型ディーゼル機関車「DB20型(グレー)」で試してみましょう。
なお鉄コレのうち、普通の電車の動力化は過去にブログにしております。
ノス鉄でない鉄道コレクションの場合は過去記事をご覧ください。
いつにもましてシンプルな中身
とりあえず箱から順番に見ていきましょう。
この鉄道コレクション動力ユニット「TM-TR07 2軸車用」を、ノス鉄第1弾車両の動力化に使用します。
パッケージデザインは今までの鉄コレ動力と全く変わりありません。
これを開けると入っているのは、動力ユニット本体、台車パーツ(タンク付・ブラック)、補助ウェイトと説明書。
従来の動力ユニットには台車枠が3種類付属していることを思えばかなりシンプルな内容です。
動力ユニット自体も2軸ということもあって結構小さいです。
ここにいろいろ取り付けていきます。
台車パーツを取り付け車体をかぶせる
したらノス鉄の車両を、車体と床下に分けます。
車体下部と床下パーツのすき間から車体をちょっと広げると割とあっさり外れます。
続いて台車パーツの取り外し。
車体を外した後でないと台車パーツは外れないものの、これも割とゆるめの噛み合わせなので簡単に外れました。
動力ユニットにはタンク付・ブラックの台車パーツのみが付属しているため、タンクではなくディーゼルエンジンが取り付けられている「キワ90タイプ」、台車パーツがグレーの「富井化学工業バッテリー機関車」を動力化する場合は、それ自身の台車パーツを動力ユニットに移植させましょう。
動力ユニットの側面下部に台車パーツを取り付ける穴がありますので、ノス鉄の台車パーツを左右それぞれはめ込みます。
最後に車体をかぶせて台車パーツの爪にはめ合わせれば、ノス鉄の動力化の完成!
車体と動力を合わせる時、それぞれの矢印の向きを合わせると間違いないです。
はっきり言って普通の鉄コレの動力化よりお手軽です。
従来の鉄コレだと、台車枠をランナーから切り離したり、床下機器パーツを動力ユニットに移植したりなど、比較的工程が多かったんですよ。
しかしノス鉄の動力化はそれらの工程がなく、パーツそれぞれの噛み合わせも良かったので(個体差の可能性はあります)、ストレスが少なく手を加えることができました。
補助ウェイトは指定の位置に
線路の状態によっては、補助ウェイトを組み込んで自重を重くするとけん引力が上がります。
ノス鉄動力化の際に補助ウェイトを組み込む場合、車体内部の指定位置に取り付けましょう。
DB20型の場合は裏側の矢印の部分に補助ウェイトを取り付けました。
車体とガラスパーツの溝にウェイトが挟まり、そこに動力ユニットを組み込むことでウェイトが固定されるようです。
心配な場合は両面テープで補強してやると良いでしょう。
ウェイトの取り付け位置に関しては「ノスタルジック鉄道コレクション」各車両に付属の説明書も合わせてご確認ください。
素晴らしい走りだが線路状態に注意
動力ユニットの組み込みに成功したら、ぜひともNゲージの線路を組んで走らせて遊びましょう!
「TM-TR07」の走行性能は、個体差があるかもしれませんが2軸にしては素晴らしいです。
補助ウェイトを積んで走らせるとさらに安定します。
しかもR140までのミニカーブレールを走行可能です!
ので、2軸の貨車や客車を繋げばそこそこ長い編成がテーブルサイズで手軽に楽しめることでしょう!
しかし軸間距離が長いので、ポイントレール通過時に動きが一瞬悪くなることも。
また、徐行運転時にレール同士のわずかなすき間や段差で引っかかってしまう可能性もある(わたしにはあった)ので、ポイントレールやレールのすき間などには十分注意しておきましょう。
当然ですがレールが汚れている場合はまともに走らないので、鉄道模型運転前にレールの清掃を怠らぬよう!
さいごに
今回は「ノスタルジック鉄道コレクション」の動力化を、DB20型(グレー)を使って試してみました。
従来の鉄道コレクションよりも動力化が手軽で、2軸にしては走行性能も良かったです!
しかしポイント通過など引っかかってしまう部分もけっこうあるので、その辺には注意してノス鉄に親しんでやってください。
そしてレールの手入れも大事!な!?
ノス鉄そのものの紹介は別記事にしてますので、そちらもぜひご覧ください。
今回はここまで!
ありがとうございました。