また中古のNゲージを入手しました。
KATOが発売していた、DD13形ディーゼル機関車の旧製品です!

2010年代になって現行の動力構造で初期形・後期形とも発売されましたが、それより前から古い動力構造の旧製品が存在していました。
偶然にもそれが中古品でお安く手に入ったのですが、なぜか動力が全く動かない状態でした。

ということで今回は、旧製品のDD13形を分解し、動力をメンテナンスします!
DD13以外には、DD51形(旧製品)もこれと近い動力構造じゃないかと思われるので、ご参考になれば。

なお、動力ユニットの自力での分解・メンテナンスは自己責任でお願いします。



国鉄時代の中型DL

パッケージは今と変わらない、1両用プラスチックケースに緑のインサートです。
これを開けると、車両本体と説明書(ウレタンの下から)が出てきます。

なんとこれだけ!
現行ロットと違ってナンバーもメーカーズプレートも印刷済みのため、付属品が存在しないのです。

この旧製品の品番は7001
調べてみると、2000年より前に発売した最初のロットが701で、後にN701として再販されています。
その後、同じ動力構造で品番を7001と改めたようです。

実車のDD13形は、1958(昭和33)年に登場した中型ディーゼル機関車
国産初の量産型・入換用ディーゼル機関車として製造され、車両基地での車両入換や、貨物輸送などで活躍し、国鉄の終焉までに全車引退しました。
製造時期によって、ヘッドライトが1灯のタイプと、シールドビーム2灯のタイプに分けられており、外観や台車などに違いがあります。

画像:写真AC

車両入れ換え以外には、ローカル線区での貨物輸送も行っていました。
また、水郡線、清水港線、尼崎港線、和田岬線などでは、客車を牽引する旅客輸送にも就いていたとか!
特に和田岬線プッシュプルは有名かもしれません。

ちなみに神奈川県内においては、大船駅や戸塚駅周辺、および根岸線鶴見線・南武支線あたりで見られたようです。
新鶴見機関区に配属されていたナンバーもありました。

もう10年も前ですが、神奈川臨海鉄道のイベントでは、DD13形と近縁種のDD55形18号機が展示されたこともあります。
携帯電話のカメラで撮ってた写真が偶然残っていました。

レディトゥランの製品仕様

外観も見てみましょう。
7001のDD13は、ナンバーが「DD13 117」で印刷済み。
ケースから取り出すとこの小ささの割に結構な重量がありました。

前後のカプラーは、台車マウントのアーノルドカプラーがデフォルトです。
現行品みたく、ナックルカプラーが板バネと一緒に装着されてるわけではありません。

そのため、前面下部の切り欠きも広く、スカートやジャンパ栓表現はほとんどオミットされています。
これはこれで他の車両と連結させやすいとは思いますが。

側面は、運転室が中央に位置し、ボンネットがやや短め。
現行ロットのようにナンバーやメーカーズプレートが別パーツになっていないので、そのあたりの立体感は薄いかも。

一方で、購入後にユーザーが加工しなきゃいけない部分がない線路とコントローラーさえ持っていれば買ってすぐに遊べるとも考えられるので、そういう意味では現行品より取り回しやすかったのではないかと思えます。

また、現行品はランボードと手すりが別パーツになり、色分けもされていますが、この時代のDD13形ではランボードと手すりは一体成形でした。
色もグレーの成形色でしょうか、特に塗り分けは無しでした。
自力で塗り変えたらグレードアップが見込めそうです(自己責任でお願いします)。

爆安には理由がある

そんでもって、このDD13旧製品は行きつけの中古店にて、ありがたいことに3,300円という安さで入手できたのですが、その安さには理由がある
お店で状態確認したところ、動力が全く動きませんでした。
ごくわずかに動く時があり、中のモーターは生きていたものの、もはや走れる状態ではなかったのです。

しかしながらライトは前後とも点灯しました!
これはつまり、電気の通り道自体は生きていて、モーターもダメになってはいないという何よりの証拠。

ちゃんと修理できれば復活すると、確固たる自信が湧きました。
上等だ!俺がやってやんよ!

ということでKATOの旧製品旧動力のDD13形を分解・整備します!



旧製品DLは床下とキャブから分解

現行ロットのディーゼル機関車ならば、床下から直接台車を外すことができます。
DE10形の時にやりましたね。

しかし旧製品のDD13形においては、いきなり台車を外すことはできません
まずは車体中央の床下機器とキャブを分解する必要があります。
たぶんこれが最初で最大の難関じゃないかなぁと。

床下機器の前後のうち、片方には切り欠きがあり、そこにマイナスドライバーを差し込むことができます。
マイナスドライバーなどで床下機器を少しだけ押し下げ、その状態をキープ。
床下と車体の境目に出来た隙間を左右バランスよく押し下げて、床下機器を外してください。

床下機器が外れれば、キャブは上に垂直にスライドさせて外せます。

その時、手すりが左右1本ずつキャブに差し込まれているので、それを外してからキャブを取り除きましょう。

床下機器とキャブの関係は以下のようになっています。
キャブ窓から下に伸びている爪が床下側の爪受けに噛み合い、お互いを固定し合っています。

横から見るとこんな感じ。
結構ガッチリ噛み合うので、元に戻す前に床下側の爪受けの先端を0.数ミリ程度削っておくと、次の分解やメンテナンスが格段に楽になると思います。

ちなみに先駆者の多くが「最初にキャブを取り外す」と解説しているのですが、それは避けたほうが良いかも。
いきなりキャブを外そうとすると、キャブに結構な力を加えてパーツを広げることになります。

私も試しましたが、キャブと床下の噛み合わせを外せなかった上にパーツに負荷もかかります。
古いNゲージゆえに、万が一プラスチックに経年劣化があった場合、キャブが割れる可能性も否定できません。
だから、先駆者らは非推奨でしたが床下機器から分解していく方法を選びました。

あくまでも私の独断ですので、やりやすいor模型を傷めにくい方法でメンテナンスしてくださいね。

以降、外観はあっさり外れる

車体の分解を続けましょう。
床下機器とキャブを外した次はボンネットを外します。
もう固定するものが何もないので、これも上に持ち上げればあっさり取れます。

と言いつつ、ダイキャストの左右2箇所ずつに丸い突起があり、ボンネット内側の凹みに嵌まるようになっています。
分解の際はここを意識してやってください。

ボンネットの次は蓄電池箱
左右ともキャブに向かって左側に取り付けられた小さな箱ですが、ここでようやく外れます。
ボンネット以上にポロっと取れるので失くさないようにしましょう。

ここまで進めてやっとランボードが外れるようになります。
バランス良く上に持ち上げて取り外してください。

先に説明した通り、ランボードと手すりは一体化しています。
うっかり手すりを折っちゃうと替えがないので注意してください。



ネジ留めダイキャストを緩めよう

したら次はライトユニット
ほどほどの硬さで留まっているので引き抜いて外します。

ここまでの写真で見えていた通り、DD13形旧製品はダイキャスト集電です。
ボンネットの中に仕込まれていたこの金属の塊がウェイト、かつ電気の通り道を担っています。

そんなダイキャストを留めているのは、前後各1本のネジ
ネジ留めを外せば、ダイキャストも分解できます。

片方ずつネジをプラスドライバーで回し、外してください。

ダイキャストが左右で分解したところで、やっと台車モーターを外せるようになりました。
ダイキャストのネジ穴には黒い絶縁ワッシャーが仕込まれており、両者が接触しないように距離を取りつつ、ショートを防いでくれます。

台車は台車でまた分解するとして、動力ユニットを全て分解したのがこちら!
TOMIX旧製品のディーゼル機関車とは違い、台車を外すために車体もダイキャストもバラすのは正直面倒でした。
が、正しく取り付けていれば台車は絶対落ちないので、ある意味で走行は安定するかもしれませんね。

しかし、目に見えて台車の中にホコリが溜まっており、どう見ても車輪の転がりに支障をきたしていそうです。
ですので次は台車も全て分解していきます。

台車にもダイキャスト

DD13形旧製品の台車にも、左右にダイキャストが取り付けられています。
車輪で拾った電気がこのダイキャストに流れ、車体のダイキャストに伝っていくと思われます。

上から見るとこう。
ダイキャストのどちらか片方にギアも取り付けられる構造になっているはず。

これを外すには、台車の前後にある爪を押しながらダイキャストを上に引き上げてください。
前にはカプラーポケットがあるので、後ろの爪から外すとやりやすかったです。

やはり、片方のダイキャストにはギアポケットが備わっていました。
ここに動力伝達用の歯車が収められ、回転するようになっていますね。

しかしメンテナンス前、なぜか片方の台車のギアが異様に硬かったのです。
軸を折らないようギアを割らないよう慎重に、少しずつずらしてギアを取り外しました。

もう片方のダイキャストも同じように、爪を押しながら引き上げてください。

ギアが無い側のダイキャストを外すと、小さな集電板が出てきました。
これが車輪の裏側とダイキャストの間に挟まれており、レールからの給電をダイキャストに中継していると思われます。

ダイキャストが外れれば、あとは集電板、車輪の順番で外して分解完了です!



ゴミや汚れを全撤去!

最終的に、DD13旧製品の台車はここまで分解できました。
この時点でパッと見で目につくのは、車輪や車輪にホコリ・糸くずが絡まっているところでしょうか。
ホコリや糸くず、さらには古い油が固まったのを放置していると、車輪の転がりや集電に支障をきたしてしまいます。

ということで、車輪からやります!
まずは爪楊枝やピンセットなどを使い、車輪・車軸に絡まったホコリ・糸くずを全て除去してください。
その後、レールクリーナー(または無水エタノール)を浸み込ませた綿棒、ティッシュなどで、車輪の踏面を拭いてあげましょう。

2つある車輪のひとつには、トラクションタイヤ(ゴムタイヤ)が取り付けられています。
が、経年劣化していたのか、拭いてる途中にちぎれてしまいました。

ですので交換用のトラクションタイヤを用意し、踏面の溝に嵌め込みます。
DD13形にはトラクションタイヤΦ5(品番:Z07-0022)が適合しました。

集電板も拭いておく

次は集電板も軽く拭いておきます。
レールクリーナー綿棒でハの字の面と縁(フチ)を拭いてみました。
特に縁は、一見そう見えないのに黒い汚れを溜める可能性があるので、念入りに。

ハの字面の外側は、そのままではやりにくいです。
カッターマットや定規などで段差を作り、以下のようにして作業するとやりやすかったです。
無茶なことすると集電板の形をゆがめてしまうので、それは避けてください。

超細目で慎重に研磨

もう一つ忘れちゃいけないのがダイキャスト。
ここで答え合わせをすると、今回のDD13形旧製品で、動力不動に陥っていた最大の原因は台車のダイキャストでした。

片方の台車のダイキャストギア軸が目で分からない程度にざらつき回転を阻害していたみたいです。
そのためモーターは壊れていないのにギアがほぼ全く回転しなくなり、中古品コーナーで動力不動として安売りされてたということでしょう。

この3つのギア軸を磨けば回転が復活するはず
ということで、2000番の耐水ペーパーを割りばしの先端に貼り付け、金属光沢を取り戻す程度まで地道に研磨してみました。
実際に、耐水ペーパーには金属の粉が付着し、磨いた部分は輝いたので、効果はあったと思います。

耐水ペーパー2000番は非常に細かい部類ですが、仕上げに感熱紙レシートを細かく切って割りばし(または爪楊枝)の先端に貼り付け、もう一度こすります。

人の手で触ると妙にツルツルな、感熱紙の印字部分。
実は2000番よりはるかに細かい紙やすりとしても使えます。

ギア軸だけでなく、軸に被さる部分車体ダイキャストとの接点も細かめの紙やすり&感熱レシートでほどほどに磨いておくと良いでしょう。
磨いた部分には金属の粉が残らないよう、最後にレールクリーナー綿棒で濡れ拭きすれば完了です。

軸を磨いた後にギアはすんなり嵌まり支障なく回転してくれました。
現物の状況を適宜チェックしながら、現物合わせで作業すると良いでしょう。

最初こそホコリ溜まりが原因かと踏んでいましたが、結果的にそれはあまり関係なかったみたいです(でも全部除去った)。
動力台車にダイキャストを使用している場合に起こり得る動力不動として、覚えていただけると良いなと。

ダイキャストであれば、超細かめの紙やすりと感熱紙で軽く磨いてレールクリーナー綿棒で濡れ拭きすると、集電能力の回復に一役買ってくれるでしょう。
しかし、力の向きと強さが悪いと意図せずともギア軸を折ってしまう可能性もあります。

ギア軸を折ってしまった

もちろん意図的にやったわけではないものの、ダイキャストの研磨中にうっかり変に力が入ってしまい、ギア軸を1本折ってしまいました
中央のギアから車輪に回転を伝達する部分ですね。

しかし、他の軸2本は折れることなく修復できたので、0.5Mの動力台車として以下のように復旧できました。
折れなかったほうの軸にはギアが戻り、手回しで回転してくれました。
取り付けられなくなったギアは予備パーツとして保管しておきます。

不幸中の幸いだったのは、折れたのが右のギア軸だけで良かったってところ。
万が一中央のギア軸を折ってしまっていたら、この台車は車輪まで回転が伝達できず、まるごと付随台車化していました。
通電性は問題ないので集電性能は安定するんですがね。

私の二の舞にならないように注意してくださいまし。



動力台車を組み直す

全てのパーツの清掃・調整が終わったら、動力台車を元に戻していきましょう。
最初に車輪を置き、その次に集電板をセットします。

集電板は、カプラーを左側にした時に手前に来るように、2つの突起に合わせて配置します。
車輪はゴムタイヤ付きを右側にしましょう。
必ず、輪軸のギアが動力台車底面の穴から見えるようにセットしてください。

正しく配置できたら、次は集電板側のダイキャストを装着。
台車枠両端の爪がしっかり噛むようにはめ込みましょう。

その次は、ギアを正しく装着した上で、ギア付きダイキャストを台車枠に戻してください。

最後に、組み直した動力台車のギアに、ユニクリーンオイルを少量差しておきましょう。
一滴差した後に車輪を何周か回せば、ギア全体にオイルが伝っていきます。

これで動力台車のメンテは終わりです!
後で線路上を正しく走れば、ウォームギアにもユニクリーンオイルが伝播します。

また、DD13旧製品のカプラーは台車マウントなので、カプラー交換は車体を組み直す前に済ませてください。
「KATOカプラーN」などがちょうど良さそう。

DD13には動力台車が2つあるので、両方メンテナンスしましょう。
ただし、いっぺんに分解せずとも一つずつ作業していけばOK。
万が一組み立て方が分からなくなった場合に、片方が見本になってくれるはずです。

ライトユニットとモーターは

車体側の機器も清掃します。
まずはライトユニット。

これは、ライトそのものがダメになっていない限り、基盤の接点をレールクリーナー綿棒で拭くだけでも十分でしょう。
万が一ライト自体が使えなくなっていた場合は別個体に交換すべきなのですが、そちらは今回割愛します。

そしてモーターも。
中央にある銅板がダイキャストから電気を拾うので、その銅板はレールクリーナー綿棒で拭きましょう。
左右に伸びている回転軸の両端に、らせん状のウォームギアがありますが、ここにホコリ・糸くず、及び古い油が残っている可能性があります。

このウォームギアにも糸くずや古い油が残っていました。
糸くずは爪楊枝やピンセット、油汚れはティッシュやキムワイプなどで全て除去してください。

また、写真には写していませんが、ボンネット内部のダイキャストにも、動力台車のダイキャストやモーターの接点と接する部分があります。
そこに関しては、感熱レシートとレールクリーナー綿棒で軽く磨くと良いと思います。

逆の手順で車体を組んで完成

ライトユニット、モーター接点、ウォームギアの清掃もできたら、いよいよ車体を組み直していきましょう。
まずは車体のダイキャストにモーターを戻し、前後どちらでも良いので動力台車を一つだけ組み込みます。
その後、台車を組み込んだ側のネジを半分だけ締めてください。

この時、ダイキャスト間に黒い絶縁ワッシャーを必ず噛ませること。
それを忘れると、たぶん左右のダイキャストが接してしまい、ショートの原因になり得ます。
いっぺんに2つ台車を戻しても良いのですが、1本ネジ留めしてる間に反対側が勝手に外れてやりにくいので、1個ずつにしました。

片側の半分だけネジが入ったら、反対側にも動力台車を組み込み前後とも最後までネジを閉めましょう。

そしたらライトユニットを元に戻しまして。

最後に、ランボード、蓄電池箱、ボンネット、キャブ、床下機器の順番で戻していけば、DD13形旧製品のメンテナンスはおしまい!

お疲れ様でした!
全てのパーツがきちんと整備されていれば、後で線路上に置いて通電させた時にちゃんと走ってくれるはず。

一番心配なのが、ギアの回転を妨害していたダイキャスト。
様子を見ながら磨いていった結果、指で回した時にはストレスなく歯車が回転しました(1軸だけミスったけどね)が、問題は手回しでなく動力の回転でギアが回らないといけないということ。

この動力構造に触れたのは初めてでリスキーでしたが、結果はいかに。



旧動力DD13の走りは

まだ内心ビクビクしてるとはいえ、分解して組み直した以上はその結果を見なきゃいけません。
試走台に乗せて、恐る恐るダイヤルを回してみます…。

なんと。
見事!
復活!!!

写真じゃ伝わらないかもしれませんが、このDD13はライトを灯し確かに線路を自走しました!

車両が動き出すまでにダイヤルを結構回す必要はあったものの、フライホイール非搭載とは思えないほど重厚かつ低速の利く走りで、発売当時を思えばモーター音も静か
起動電圧の都合上、常点灯もできた!
なのにこの小ささ

リニューアル品はユニトラックコンパクトをR150まで走行可能とKATO公式サイトに乗っていましたが、旧製品も大丈夫です。
私の環境では、R140までなら走行可能でした。

ひとつ、仕方ないながらも気になったこともあります。
動力台車が左右のダイキャストに挟み込まれる構造上、車体が動力台車に気持ち引っ張られるように動いていたのは唯一気になりましたね。
でも、ガチで注意深く見なければ気づかないと思うので、よっぽどの粗探しをしない限り気にしなくて良いでしょう。

貨物・客車に、プッシュプルも?

たまたま自宅にあったオハフ33形客車を1両繋いでみました。
車両も車番も編成も全く違いますが、清水港線っぽい雰囲気にしてみたかった。

基本的には、車両基地のレイアウトで列車の入換をさせたり、2軸貨物またはオハ47オハフ42オハフ33あたりを連結させたりすると実車っぽくなるでしょう。
このDD13が車番・仕様違いですが、旧清水港線の貨客混合編成も面白そう。

もっと面白そうなのは、和田岬線で国鉄時代に行われていたプッシュプル運転
DE10形があと1両と、和田岬線専用の64系客車(マイクロエース)が必要になりますが、神戸市港湾部の通勤輸送でなければ見られなかった光景がNゲージで再現できそうですよね!

その場合も、やはりDD13形が車番・仕様違いになるのと、可能ならDD13かDE10のどちらかを非トラクション化したほうが良いことはご留意ください。
片方の機関車からゴムタイヤを撤去することのメリットは、DE10形の過去記事で触れています。

さいごに

今回は、20年以上も前と思われる旧製品の、KATODD13形ディーゼル機関車(品番:7001)の動力をメンテナンスしました。
この手の動力は初めてでしたが、無事に成功してよかった!

鉄道模型の動力の動きが悪くなる原因の大半は、線路または車輪の汚れホコリ・ゴミの巻き込みを除去すれば解決します。
しかし、このDD13形旧製品のようにダイキャストが原因になることもあると、私も初めて知りました。

何らかの理由で安く売られている中古鉄道模型もたまにありますが、その原因を突き止め解決することができれば、その車両は値段以上の性能に蘇る上に、鉄道模型への愛着が深まることにもつながります。
中古ショップで心惹かれた車両に難があったとしたら、ぜひ手直ししてみてはいかがでしょうか。

めっちゃ長くなったけど今回はここまで!
ありがとうございました!