こんにちは、梅雨時の紫陽花を見に行きたくも金欠の壁に阻まれるケンヤ(@keysTtime)です。

トミーテック・鉄道コレクションの中で、6月発売品は「ノスタルジック鉄道コレクション第1弾」がとにかく激アツでしたが、もう一つ個人的に注目していたものがあります。

それは「箱根登山鉄道モハ2形 ありがとう109号」です!

今年の3月21日をもって現役を退いた車両が、鉄コレとして、鉄道模型として、テーブルサイズで楽しめるように!
わたしは実車の引退に立ち会うことができなかったので、せめてもの気持ちで模型の世界観で楽しむことにしました。

今回は、鉄コレで登場したダークグリーン1色の登山電車を見ていきたいと思います。




緑一色の復刻カラー

さてさてまずはいつものように箱から。
車体の色に合わせ、パッケージもダークグリーン1色になってます。

これを開けると入っているのは、車体とシールのみ。
ディスプレイレールや動力化台車枠は入っていないエコな内容。

箱根登山鉄道モハ2形は、1927(昭和2)年に登場したチキ2形の足回りに新製車体を組み合わせて登場した形式で、両運転台車両となっています。
1985(昭和60)年に平行カルダン駆動に換装されて現在に至っているので、現行の箱根登山電車の中ではまさに最古参の一角ですね。

その中で109号は、2019(令和元)年4月より、箱根登山線の箱根湯本(はこねゆもと)~強羅(ごうら)間開業100周年記念企画として、昭和初期の復刻カラーリングとしてダークグリーン1色の外観になりました。
しかしながら先に述べた通り、2021(令和3)年3月21日をもって惜しまれつつ109号は引退を迎えました。

109号の引退により、2021年6月現在、モハ1形・2形で現存している車両は104号・106号と108号だけになってしまいました。

 

色は懐かしくも所々更新仕様

さて、車体をじっくり見ていきましょう。
箱根登山鉄道はスイッチバックが3ヶ所もあって分かりにくいんですが、パンタグラフのある方が箱根湯本・大平台(おおひらだい)・強羅寄り。

パンタグラフのない方は出山(でやま)信号場・上大平台(かみおおひらだい)信号場寄り。
前後ともライトは塗装表現になっていますが、ヘッドライトはシールドビームです。

側面をそれぞれ。

乗務員扉の手すりが銀色で塗り分けられているところが個人的に気に入った!
車体が暗めの色なので、銀色の色差しが入っていると印象が引き締まりますね。

また、乗務員扉・乗降扉のくつずり部分は黄色に塗り分けられています。
これもさりげなく高ポイント。

屋根や床下はこれまでの鉄コレのモハ1形・2形と大差ありません。
が、前面下部の水タンクは現行型のパーツが使用されていました。

実はモハ1形・2形の水タンクって、旧型か現行型かで角の形が微妙に異なっています。
今回の109号のように角が45度くらい曲がっているのが現行型です。

そんでもって車内パーツはワインレッドのセミクロスシート。
これは実車の座席に即した色使いですね。

このように、車体はダークグリーン1色なものの、ライトがシールドビーム、水タンクも現行型と、所々現代仕様にアップデートされた外観に加え、手すりの銀色や足元の黄色い部分など、細かな色差しがアクセントになっていました。

また、ステッカーは行き先表示板で「強羅」「箱根湯本」「回(回送)」「試(試運転)」と、ラストラン関係のものが収録。
今は取り付けないでおきますが、ステッカーを貼る場合は切り出したものを先にプラ板に貼り付け、プラ板ごと切り取って接着すると厚みが出て良い雰囲気になると思いますよ。

 

動力はTM-22、パンタはPT48

もちろんこいつも別売の動力ユニットを組み込んで走らせることができます。
動力を組み込む場合、使用するのは「TM-22 14M級C」。

パンタグラフは、パッケージの説明では「PT4816-AMN」が推奨されていますが「PT4811N」も使用可能。
また、KATOのPT48パンタグラフも使用することができます。

動力ユニットを入れない場合の走行用パーツは、カプラーが黒色の「TT-03R」を使用すると良いでしょう。

わたしは、パンタグラフはKATOのPT48に交換し、動力は以前モハ3形113号に組み込んだものを、台車枠だけ交換の上、109号に換装することにしました。

他の鉄コレもそうですが、パンタグラフは可動式のものに交換すればさらにカッコよくなるので、ぜひやってみてください!

 

山野に溶け込むダークグリーン

さてさて、動力組み込みやパンタグラフ交換が済んだならさっそくレイアウトに置いてみましょう。
実車は2両編成のモハ1形に増結したり、モハ2形同士の連結で2両編成を組んだりしていましたが、わたしは自宅レイアウトでは専ら単行で走らせています。

さすが登山電車!

山の緑の風景にはダントツで似合いますね!

山っぽさだけでなく、うちのミニレイアウトにはやや南国チックなイメージも組み込んでいるので、実車にはない海沿いの走行風景というのも、ダークグリーンなら悪くないかなぁと思っています。

 

既存車との共演も◎

これまでにも箱根登山電車の車両は鉄道コレクション、TOMIX、MODEMOから製品化されてきました。
ですので既存の車両と組み合わせて遊ぶのももちろん最高に楽しいことでしょう!

実車に即してモハ1形・2形の他の個体と連結させるのも◎!

そしてそして、色味が違うとはいえ同じ緑の電車ということで、わたしは結局京阪電車との並びに行き着きました。
大津線系統の車両も、例外はありますが京津線で山登りしていた経歴がありますからね。

箱根登山電車の3色カラーをテーブルサイズで楽しんだり、他社の緑の電車と並べて自分の世界観に浸ってみたり、モハ2形109号を通してできることがさらに広がると思います。
お店で見つけたらお手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

さいごに

今回は鉄道コレクション「箱根登山鉄道モハ2形 ありがとう109号」の個人的レビューでした。

ダークグリーン1色の復刻カラーを鉄コレにする中で、シールドビームヘッドライト現行型水タンクとところどころ現代仕様になり、さらに手すりの銀色くつずりの黄色い色差しがアクセントになり、ほど良く引き締まった印象にまとまっているなと感じました。

ただしライトが塗装表現のため、鉄コレの宿命ですがライトは光りません。
ライトにこだわる場合は自己責任で加工を行っていただくか、MODEMOの箱根登山電車を探すと良いでしょう。

箱根登山電車は鉄コレの中でもかなり小型の車両なので、ミニレイアウトをやっている人にはぜひともおすすめしたい一品です。

今回はここまで!
ありがとうございました!