前回、KATOのNゲージ鉄道模型「京急電鉄230形 大師線」を当ブログで取り上げました。
急行や特急のヘッドマークがシールに収録されていたので、せっかくなら優等列車として走る際に点灯させる、通過標識灯(急行灯)も光るようにできたら面白いですよね。
でも、製品付属の説明書にはやり方が書かれてなく、自力で調べてようやく行き着きました。
今回はKATOの京急230形の通過標識灯を光らせる方法をブログにしたいと思います。
両端の車両のみ点灯
最初におさらいしておくと、230形の大師線仕様では、編成の両端に設定されたデハ271号とデハ266号のみヘッドライト・テールライトが点灯します。
なのでこの2車両に加工を行うことになります。
ASSYパーツ(分売品)も各種発売されているみたいですが、それに関しては各自で工夫をお願いします。
床下の遮光板を外そう
やり方は、床板パーツと床下機器の間に入っている遮光板を取り除くことです。
茶色い床板パーツと、ライトグレーの床下の間にライトユニットが仕込まれているのですが、ヘッドライト・テールライトのそれぞれに導光するプリズムの間に、遮光板も一緒に仕込まれています。
遮光板は動力車はグレー、トレーラー車は茶色です。
床板パーツの爪を左右とも外してから、中の遮光板を取り除く順番で行きましょう。
運転台側からの方が爪が外しやすいかと思います。
この時、茶色の床板パーツは、全部外さなくてもOKです。
動力車は運転台側から数えて4つ目の爪まで、トレーラー車は運転台側の最初の爪を左右とも外せば遮光板を取れるようになりました。
また、床板パーツを完全に外す場合は気にしなくて良いかもですが、途中まで爪を外した状態で遮光板を取り除く場合はピンセット推奨です。
遮光板を取り除くことができたら床板パーツをもとに戻して完了です!
なお、万が一透明なプリズムがずれてしまった場合は必ずもとに戻しておくこと。
それと私だけかもしれませんが、床板パーツの爪が結構外しにくく、無理に外そうとするとパーツを割ってしまう可能性もあります。
実際にわたし、動力車の床板パーツの真ん中の爪を2ヶ所割ってしまいました…。
なので決して無理な力は加えず、慎重に。
ここまで書いておいて大変恐縮ですが、加工はあくまでも自己責任でお願いします。
ちゃんと光れば躍動感満載!
無事に遮光板を取り外すことができたら、ぜひレールに乗せて、電気を流してみましょう!
素晴らしい!!!
テールライトの部分からも、ヘッドライトと同じ電球色のライトが灯りました!
これが通過標識灯、またの名を急行灯です。
このライトを点灯させることで、「この電車は通過運転をします」ということを知らせるのです。
では、レイアウトに移ってさらに撮影してみましょう。
これこれ!!!!
これがやりたかったんだぁーーー!!
何せこのレイアウトは京急と江ノ電を足して2で割ったようなイメージで作ったんですから、230形が合わないわけがなかったんですよ。
まさに解釈一致!
短編成を中心に走らせるレイアウトでは4両編成でも十分に長く、急行や特急に見立てても何ら問題ないので、急行灯を光らせた甲斐がありました。
ミニカーブOKだが、カプラーに注意
この流れで機能的な話も。
なんとKATOの京急電鉄230形、R140までのミニカーブを通過できました!
その上2~6・8両と、そこそこ長い編成を組んでも違和感がないので、小型車両を集める人にはかなりオススメの一品。
しかしメーカー公式の最小通過半径はR216と指定されています。
それより小さいカーブで走らせる場合も自己責任でお願いします。
ここまで良い点がたくさんありましたが、一つ残念なのはカプラーが外れやすいことです。
京急230形のカプラーは台車ではなく床下に取り付けられており、連結・解結させようとした際に外れてしまうことがたびたびありました。
個体差かもしれないので、わたしの場合はサハ284号の元運転台側のカプラーが外れやすかったです。
しかし、これはレールに乗せる前に、カプラーを下から押さえながら連結させておくことで対処できます。
何度レールの上で連結させても上手くいかない場合は裏からカプラーを押さえてあげましょう。
さいごに
今回はKATOより発売された「京急電鉄230形 大師線」で、通過標識灯(急行灯)を光らせる加工を行ってレイアウトで走らせました。
床板の中に入っている遮光板を取り除くと、車体下部のライト2個も前進時に電球色の光を灯すようになります。
そこそこの編成を組めてミニカーブも走れて、さらに室内灯も組み込むことができて、上手くやれば間違いなくレイアウトでバツグンの存在感を放ってくれるでしょう。
カプラーが外れやすいので、そこは各自で対策をお願いします。
全体的には、230形はめっちゃオススメ!
今回はここまで!
ありがとうございました。