京急電鉄の名車が待望の模型化!!
2021(令和3)年2月25日、KATOよりNゲージ鉄道模型「京急電鉄230形 大師線」が発売されました。

ホビーセンターカトー前および京急ミュージアムに静態保存されているあの電車です。
わたしはこれを待っていた!!!

製品化発表直後に即座に予約しに行き、発売日に引き取ってきましたので、今回はこの名車をNゲージでじっくり観察していきましょう。



小柄だが窓の大きいデザイン

ということでいつもの、箱から見ていくスタイル。
KATOのブックケースは四季島やななつ星などの例外を除き、基本的にダークグリーンのスリーブとケースになっています。
これを開けると「赤い電車に白い帯」の京浜急行がお目見え!
車両4両の他、説明書、シール、別パーツ、室内灯用の専用照明板が付属しています。

京急電鉄230形は、1930年(昭和5)年製造の湘南電気鉄道デ1形、1932(昭和7)年製造の京浜電気鉄道デ71形をはじめ、京浜急行電鉄発足時に、戦前に製造された16m車体2ドア(一部3ドア)の車両たちを統合した車両グループです。
窓が大きく開放感のあるデザインと、当時の最新技術を惜しみなくつぎ込んだ性能を有していました。

本線系統で活躍した後、1972(昭和47)年頃から大師線・空港線に転属、1976(昭和51)年には空港線でも車両が置き換えられ、1978(昭和53)年に全車引退しました。
その後、一部編成は高松琴平電鉄に譲渡されて2007(平成19)年まで現地で活躍していたようですね。

現在はホビーセンターカトー前にデハ268号が、京急電鉄本社1階「京急ミュージアム」にデハ236号が、京急電鉄久里浜工場内に、湘南電気鉄道デ1形に復元された車両が静態保存されています。

また、過去には組み立て簡単な「アッセンブリーキット」として保存車仕様のデハ268号が発売されていましたが、今回は保存車ではなく、大師線・空港線での営業運転時代が再現されています!

動力は奇数車、片軸駆動で装備

お次は1両ずつ見ていきましょう。
まずはデハ271号(奇数車)。

赤い車体と白いラインはどちらも綺麗に塗装されています。
冷房はついていない上にベンチレーターもないので、屋根上は非常につるつる!
営業運転時の仕様なので貫通扉が塞がれてなく、開放感のある雰囲気がNゲージに十分落とし込まれています。

この製品はこの車両が動力車になりますが、動力は片軸駆動です。
一応気に留めておいていただけたら。

偶数車にジャンパ栓を取り付けよう

次は偶数車のデハ264号とデハ266号。

奇数車のデハ271号とは床下機器の並びが正反対になっています。
パンタグラフは奇数・偶数共通で、PT43が運転台側に取り付けられています。

なおデハ264号は本品では中間車のため、ヘッドライト・テールライトが点灯しません。

一方のデハ266号は本品では最後尾車両なので、ヘッドライト・テールライトが光ります。
ライトに関してはまた後ほど。

また、偶数車に関しては別パーツのジャンパ栓を取り付けることでさらに見映えが良くなります。
ジャンパ栓はホースが付いているもの付いていないものの2種類。

わたしオススメは、中間に入るデハ264号にホース無しを取り付け、末端にあたるデハ266号にホース付きのパーツを取り付けるパターン。
これを取り付けるとさらにカッコよくなりました!

なおホース付きのジャンパ栓を取り付けた車両を編成中間に組み込むと、カーブ通過時に支障をきたす可能性があるので、その意味でもホース付きのパーツは編成端部の車両の方がよさそうです。

電装解除のサハ

最後にサハ284号。

乗務員扉がある通り、この車両は元々先頭車両だったのですが、電装解除が行われた結果、モーターのない付随車になりました。
床下があまりにもスカスカなところに、電装解除されたことがよく分かります。

大師線・空港線で走った時には、中間にサハが組み込まれることも多かったようです。
今回製品化されていない、3ドアに改造されたサハが組み込まれることもあったとか。

これらの4両に関して、ASSYパーツ(分売パーツ)も同時発売されましたので、パーツ交換・補修をしたい場合や、個別に車両を増やしたい場合など、状況に応じてパーツごとの購入もできます。



行先サボを付けよう

「京急電鉄230形 大師線」には行き先・列車番号・種別各表示のシールが付属しています。
大師線・空港線に関わりのあるものが中心です。

悩みに悩んだ末、選んだのは横浜~久里浜間「海水浴特急」!

海パンを彷彿とさせる三角形のちょっと大きなヘッドマーク。
これを切り出したらまずプラバンに貼り付け、その上でプラバンごと切り出して接着することで、ヘッドマークの立体感を引き立たせました。

調べたところ、本来の海水浴特急は6両編成で走っていたらしいですが、うちのレイアウトでは4両編成で限界なので、このまま遊ぶことにします。

室内灯には専用品を活用

もちろんこの車両にも室内灯を組み込めます。
白色のタイプが公式で案内されています。

しかしこれに室内灯を取り付けるには、以前の青もみじきららとは方法が異なっていました。
まず集電シューを床下の連結面側に差し込むところは同じ。

そしたら、室内灯のLED基盤を白いホルダーから外してしまいます。
外した基盤を床板パーツの4つの爪に固定させて、基盤の準備はOK!
この時、基盤から伸びている細い金属ピンが集電シューに接するようにしましょう。

つづいて透明な照明板をはめ込むのですが、ありがたいことに230形には専用の照明板が付属しています。

照明板の溝に、床下パーツから伸びている4つの突起をはめれば、照明板も準備完了です!
その際、必ず照明板の太い方が基盤側で、斜めになっている面が床下側を向くようにはめ込んでください。

実際に車両をレールに乗せて電気を流してみると…

ご覧の通り車内に明るく光が灯ります!!!

公式では白色の「LED室内灯クリア」が推奨されていますが、「似合うんじゃない?」程度のノリでサハ284号だけ「LED室内灯クリア(電球色)」を選択しました。

しかし車内パーツの色が茶色なので、白色の室内灯の方が良かったかもしれませんね。
実車に即して座席の部分を青く塗装しても雰囲気がまた少し変わりそう。

ところで、写真に載せていない動力車だけなぜか室内灯が光らなかったんですよね…。
全部正しく設置したはずなのに…。
これに関しては後日原因や対策など考えます。



通過標識灯につづく

実車でも使っていたと思われる、通過標識灯(急行灯)を光らせるための加工もぜひやってみたいんですが、ちょっと長くなってきたので今回はここで区切りましょう。

今回はKATOより発売された「京急電鉄230形 大師線」を1両ずつ見てみて、ジャンパ栓取り付け、ヘッドマーク取り付け、室内灯組み込みまで行いました。

16メートル級の小型車体でありながら、奇数車・偶数車・付随車それぞれの特徴がしっかり再現されていて、見ていて面白い車両です!
ジャンパ栓はかなり小さく、取り付けにくいのが難点でしたが、ちゃんと嵌まれば見映えが向上するので、取り付けて損はありません。

18メートル級未満の小型車両で室内灯の取り付けができる車両はなかなかありませんので、ぜひお試しください。

続きはまた後程。
この記事はここまで!