確定申告や新型コロナウイルスに影響されてブログ更新が久々になってしまいましたが、ようやく再開します!
とはいうものの、2020年4月現在は外出自粛要請が出されている状況…。
鉄道に乗りたくても乗りに行けない現状。
そんな時は鉄道模型で遊ぼう!
買ってから少し時間が経ってしまったものの、昨年10月にKATOより発売されてからずっとほしかった「叡山電鉄900系 青もみじきらら」をようやく入手しました!!
今回はNゲージになった青もみじきららのブログレビューです。
ぜひおつき合いくださいませ!
もくじ
叡山電鉄900系とは
そもそもの叡山電鉄(叡山電車)の「きらら」こと900系は、1997(平成9)年に登場した車両です。
鞍馬山の紅葉をイメージしたメープルレッド・メープルオレンジのカラーリングで2編成が登場し、主に出町柳~鞍馬間を結んでいます。
客室窓がパノラミックウインドウになっていることと、一部座席が窓側を向いていることから、車窓を楽しみやすくなっていることでしょう。
青もみじきららは、宝ヶ池~鞍馬間の鞍馬線が2018(平成30)年12月1日に開通90周年を迎えたことを記念して、メープルレッドの編成を1年間限定で、新緑をイメージしたメープルグリーンの塗装に変更した車両となっています。
実物には乗れたことが無いのですがせっかくの機会、模型でじっくり観察してみましょう!
明るい黄緑色が目を引くボディ
2両編成とはいえ短く、さらに後述の連結器の関係もあってかプラスチックケースに収納されています。
ケースを開ける前から明るい黄緑色のボディが目を引きますね!
出町柳寄りのパンタグラフ付き車両がデオ901号。
この小さな車体にシングルアームパンタを2基載せているため、小さいながらも迫力があります。
また本製品はこの車両がモーター車です。
鞍馬寄りのパンタ無し車両がデオ902号。
メープルグリーンと白色の間にはかなり細いけど金色の帯も巻かれています。
また、かなり小さいけど記念ロゴマークもドアの横に印刷されています。
2両とも、車内連結部分から各車の乗務員室に向かった時、左側は窓同士の間がグリーンで、右側はブラックアウトされています。
これだけでも見た目の印象が変わりますね。
全体的に明るく鮮やかな色調で、この見た目はわたし的にとても好印象です!
青のモケットと展望席も再現
座席の色は青色です。
きらら自体の登場時は藤色(薄紫)だったようですが、近年青に変更されたようですね。
なお、窓向きの展望席は2両とも乗務員室に向かって右側にあります。
屋根は比較的すっきり
屋根はこんな感じ。
パンタありのデオ901号はなかなかにぎやかですね。
対するパンタ無しのデオ902号には、アンテナが取り付けられています。
冷房は2両とも2基だけなので、パンタグラフがあっても割とすっきりした印象です。
また屋根の色はグレー1色なので、気になる場合は冷房のメッシュ(網目)部分に黒の色差しをしてもいいかも。
モーターは片軸駆動
この青もみじきららのモーター車は901号車ですが、ちょっと気に留めておくべきことがあります。
それは、このモーターは片軸駆動ということです。
これは文字通り、片方の台車からのみ電気をモーターに伝える仕組みです。
しかし、左右両方の台車でモーターを駆動させる両軸駆動に比べるとけん引力は落ちてしまいます。
けん引するパワーが弱いと、勾配の上り下りをしにくくなるので、坂道のある配線で走らせる場合は気をつけてくださいね。
無理に連結器を外さないこと
もう一つ注意点があります。
KATOのきららは、2両編成の永久連結となっています。
車両同士が写真のようにドローバーでガッチリ連結されているのです。
ちなみにこのドローバー、さりげなくジャンパ線の配線も表現されていてこれはこれで良いのですが。
わたしが外そうとしても外れませんでした。
外れないようにできているか、外せるとしても相当な力が要るものと思います。
しかし鉄道模型で無理に大きな力を加えすぎると、車体・モーター・各パーツの破損に間違いなく繋がるため、ドローバーは外すべきではないと判断しました。
どうしても連結を解く必要がある場合は、写真のようにデオ902号の連結面側の台車にあるビスを外すと良いでしょう。
はずしたビスは絶対なくさないでね。
レイアウトに置いてみた
ここまで車体のことばかり色々書いてきましたが、ジオラマ・レイアウトにもきっと似合うはず!
自作のミニレイアウトに置いて、バシバシ撮影してみました。
▼以下の9枚はクリックorタップで拡大します▼
あっ、はい、最高です。
もちろん模型の風景にもバッチリ入り込んでくれたように思いますが、「ジオラマの中でオーシャンビューをできそうな列車は無いか…?」という妄想が青もみじきららのおかげで見事に実現しました!
しかも走らせてみたところ、R140までのミニカーブを通過可能です。
ミニレイアウト所有者としてはかなりありがたいこと。
山間の情景に置けば実車と同じように、海沿いの情景に置けば江ノ電みたいな感覚で楽しめる、
そんな車両だとわたしは感じました。
なお公式の最小通過半径はR150ですので、これより小さい半径での走行は自己責任でお願いします。
さいごに
今回はKATOよりNゲージとして模型化された、叡山電車900系・青もみじきららのレビューでした。
これで現行の叡山電車が勢ぞろい!
ドローバーによる永久連結がやや扱いにくいですが、見た目はわたしの好みにも、レイアウト上での雰囲気としても良い!
さらに小さいカーブ半径にも対応可能なので、買って損はない車両だと思います。
実車では期間限定の姿でも、模型ではいつまでもそのままで楽しめるのですから、お手持ちのNゲージに緑がほしくなったらぜひ、青もみじきららを導入してはいかがでしょうか。
今回はここまで。
ありがとうございました!