2019(令和元)年12月27日、東京メトロ銀座線・渋谷駅の旧ホームが惜しまれつつ役目を終えました。
それから年末年始にかけて工事が行われた末、2020(令和2)年1月3日より新ホームが開業しました!!

新ホームの外観は既に見えていましたが、ホームの方はどうなったのか。
大学時代に渋谷に通っていた自分には非常に気になるこの話題。

現地でわたしも見てきました!



1面2線のホームに

いきなりですが、渋谷駅の新ホームは1面2線の島式ホームになりました。
浅草方面に向かって右側が1番線

浅草方面に向かって左側が2番線です。

旧ホームは2面2線の相対式ホームで、降車用ホームと乗車用ホームが明確に分けられていましたが、これからは同一ホームで扱うようです。

発車案内が縦型に

ホームにある発車案内は、基本的には屋根から吊り下げられているもの。

ところが銀座線の新ホームでは、縦型の発車案内がホーム上に文字通り設置されていました!

コンパクトだけど、フルカラーなので見やすいなと思いました。
着発番線を矢印で教えてくれるので、その点も良いな、と。

内側からもわかるM字アーチ

外観上の特徴になり得るM字のアーチは、ホームにいてもはっきり分かります!

そしてそのおかげか、ホームを支える柱という柱がありません。
他の案内表示や放送のスピーカーなどは全て、街灯のような小さな支柱に取り付けられています。

天井にも高さがついて開放感が増したと同時に、このホーム自体が小さな街になったように感じました。

改札口は前後2ヶ所

改札口は前後の2ヶ所になりました。
まず渋谷寄りがスクランブルスクエア側の改札。
こちらはJR線と京王井の頭線との乗換に便利な改札になってました。

改札口を通ればそのままホーム!

続いて浅草寄りが、新設された明治通り側の改札です。
こちらは階段・エスカレーター・エレベーターでホームに上がる必要がありますが、
今まで改札が無かった場所に改札ができたのは大きなポイント!

その位置、なんと渋谷ヒカリエの隣!
なので、東横線・副都心線から直接銀座線に乗り換える場合はヒカリエのエスカレーターで地上に出ればOK!

連絡通路として旧降車ホームは存続

ところで、年末年始の短期間で工事が行われたとなると、旧ホームはどうなったのでしょうか?

見たところ、降車ホームだけ連絡通路として通行可能になっていました。

新ホームの2番線は渋谷マークシティ内の車両基地に繋がっているようです。
そのため2020年1月時点では旧ホームは残っており、降車ホームのみが新ホームへの連絡通路として、乗降関係なく歩けるようになっていました。
旧乗車ホームにはもう入れなくなっています。

見上げれば東急百貨店

旧改札口に改札はない

このように銀座線の旧降車ホームが連絡通路になった代わりに、今までここにあった改札機は全て撤去されました。

こちらは東急百貨店口↓

こちらはJR線改札方面↓

つい最近まで機能していた改札の姿が、今はもうありません。

時代の変化だから仕方ないけどね。
その分記憶にしっかりとどめておきましょう。

明治通り改札内にフリースペース

もう一つ、フリーランス的に押さえておきたいところが…。

明治通り改札では地上とホーム階の途中にトイレがありますが、そのすぐ隣に、コンセント付きのフリースペースもありました!

フリーWi-Fiらしきものが見つからなかったんですが、PCやスマホを充電したり、そのまま簡単なPCワークならできてしまいそうです。

ノマドワークやリモートワークの1候補スポットにしておくのもアリかも。
わたしもちょっと気に入りました。

なお改札口を見下ろすとこんな感じ。
エスカレーターに乗ると直接ホームまで行ってしまうので注意!

さいごに

1月3日より供用開始した、銀座線渋谷駅の新ホームに行ってきました。

小さな街のような雰囲気になり、実際にホームも広くなって通行しやすくなりました。
改札口も2ヶ所に設置され、乗換のしやすさも向上したのではないでしょうか。

この近未来感あふれる新ホームが明治通りの上空に造られたのがなんとも渋谷らしいな、と個人的には。

日常的に出社しているわけではありませんが、今後もちょくちょくこの駅にはお世話になるでしょう。

今回はここまで!
ありがとうございました。