新年、あけましておめでとうございます!
今年も引き続き鉄道ライティングに励みますので、どうぞよろしくお願いします!

さて、元旦の京急電鉄は、都営地下鉄浅草線・浅草橋始発の特急「初日1号」を運行しました。

この電車、実は一般営業ではここまで来ない、2100形車両を使用しています!!

普段は浅草橋駅に来ない車両で三浦半島まで一直線!

ということで新年1発目の記事は、京急2100形による特急「初日1号」の乗車レポートでございます。



終夜運転でスタート駅へ

それでは終夜運転を利用してスタート駅の浅草橋へ。
まず泉岳寺駅まで行き、そこから浅草線に乗り換えます。

京急の終夜運転、普通電車なので6両編成だったんですよ。
6両編成の泉岳寺駅乗り入れもまあまあ珍しいんじゃないかと思います。

本来なら浅草橋駅へは浅草線で一直線に向かうべきところですが、ワタシ、気分の問題で大門駅で大江戸線に乗り換え。

蔵前駅下車で歩いて浅草橋駅に行きました。

浅草橋でひたすら待つ

浅草橋駅のホームに下りてきました。

この時点でまだ時刻は2時半にもなっていませんが、ホームでは初日1号が目的と思われる鉄道ファンが数人すでに準備していました。

2100形は普段は来ない

初日1号が来る前に簡単に解説しますと、京急2100形車両は、基本的に泉岳寺駅より先には乗り入れできません。

浅草線内で営業運転される車両は基本、片側3つドアで、1両の長さが18メートルになっています。

2100形の場合、ドアは片側2つで、先頭車両のみ長さが18メートルより若干長いため、泉岳寺駅より先には行けないのです。

でもその泉岳寺駅は地下駅なので、2100形は設計的に乗り入れができないわけではなさそうですね。

回送電車として入線

時刻が3時30分をまわったあたりで、2100形「初日1号」が2番線(押上方面)に入線!
これは回送電車で、この後すぐに引上線に入ります。

ヘッドマークが掲出されていますね!

普段なら入って来られない浅草橋駅に、正真正銘2100形がやって来たのです…!
またこのあたりから、撮影に来るファンもだいぶ増えました。

ほどなくして回送電車は発車。
乗客の列形成も進んでいました。

初日1号で三浦へ出発

時刻は3時50分をまわり、いよいよ2100形特急「初日1号」が浅草橋駅1番線に入線!!

同列車は追加料金不要なので誰でも乗れます。
席が半分ほど埋まった状態で4時をまわり、いよいよ出発!!

さながらメトロはこねのよう

さてこの初日1号、名称がついているだけで停車駅はいつもの特急と同じため、浅草線内は各駅に停まります。

ドア数の少ないクロスシート車両が地下鉄の駅に点々と停車する様は、まるで小田急の特急ロマンスカー「メトロはこね」を彷彿とさせますね!

イベント帰りか、初日の出か、物珍しさか、わたしの乗ってた号車は浅草線内で早くも立席が出ていました。

いつもの特急と同じ感覚

泉岳寺駅を発車し、品川(しながわ)駅手前で地上に出ました。
光の反射で車内が写っちゃった通り、空はまだ暗いです!

品川駅からも大勢の利用者が乗車。
この時点でいつもの特急とほぼ同じ状況です。

電車のスピードはかなり速いものの、京急の特急快特より停車駅が多いので、青物横丁駅と平和島駅にも停まりました。

この時間ではまだ停泊中の車両も多く、京急蒲田駅では600形ブルースカイトレインが、神奈川新町駅では1000形ステンレスの全塗装車が停車していました。

他の車両たちが眠っている(?)横を初日1号は、初日の出を見たい乗客を多数乗せて快走します。

乗客を大勢乗せてハイスピード走行

横浜駅以降、さらに乗客の入れ替わりが激しくなるも初日1号は軽快に走行。

横浜~日ノ出町間ではカーブのため速度が落ちますが、通過後は再び高速走行。
先行列車もほとんどいないので、本来のスピードで順調に走りを進めます。

京急久里浜駅からは、一部区間が単線になります。
長編成の電車が1本の線路を高速で駆けるのには少年心をくすぐられる…!

そして三浦海岸駅へ

5時40分に初日1号は三浦海岸駅に到着しました。
わたしは今回ここで下車します。

もちろんこの駅でも鉄道ファンが大勢待っていました。
非常に寒い中お疲れ様です。

また、反対側のホームにはイエローハッピートレインが停車中でした。
新年早々良いものを見られました!

雲間に覗く初日の出

初日の出を一目見ようと、多くの人が三浦海岸に集結!
ただ、とにもかくにも寒い!!

身を裂くような冷たさに耐えつつ、少しずつ日が昇り始めました。
が、海の向こうは曇天でした。

しかし!!
わずかに雲の間に空いた隙間から見えないかと思い、もう少し待っていると…!

確かに2020年の元旦に、朝日が昇ってきました。

この瞬間は、わたし以外にも多くの人がカメラを向けていました。
みなさん、寒い中お疲れ様でした!

さいごに

京急2100形による特急「初日1号」の乗車レポートをお届けしました。

初日の出を見に乗る人もいれば、恐らく普通に帰宅のために乗っていた人もいたことでしょう。

初日号が通常の特急と同じで特急券が要らないことで、いろんな人が乗れるようになっていたのが印象的でした。

その上で「鉄」な要素も楽しめるので、運行されるなら来年も乗りたい電車ですね!

わたし自身も2020年、良い始まりを迎えられたと思います。

今回はここまで!
今年1年もどうぞよろしくお願いします。