Nゲージのミニレイアウト制作過程の記事もかなり進んできました。
前回は水の色を塗ったりジェルメディウムで艶を出したりして海を作りました。

今回は道路に白線を引きます!
アクリルガッシュを使用したちょっと面倒な方法で線引きをやりますが、塗りたてから時間の経過まで、情景で浮くことなく馴染んでくれるんじゃないかと踏んでこのやり方で作っています。

端的に換言すれば見返りは十分!
それを今からご紹介しましょう。



両端をマスキング

鉄道模型レイアウトの道路に白線を引きたい場合、お金で解決して良いなら、白線表現用のマスキングテープを買ってきて道路に貼り付ければ解決します。

しかしアクリルガッシュで道路の白線を描く場合、引きたい白線の両端にマスキングテープ(色はなんでもOK)を貼ってマスキングします。

※ちょうど良い画像が無かったので別作品の写真で代用…

なお、点線を書く場合は切れ目の部分に横向きにマスキングテープを貼っておきます。

したらアクリルガッシュの白系統の色を、原液のまま塗り込んでいきます。
使う筆の太さによってはマスキングテープに絵の具が乗っかることもありますが、その下はテープで覆ってあるので気にせず塗りたくっていきましょか。

それができたら乾かす!
マスキングテープを少しずつはがしていくと、上手くできていればきちんとした白い直線が道路に描けてますよ。

なお、実際の道路にたまにオレンジ色の線が引かれていることもあると思います。
その場合は同じやり方でオレンジ色の絵の具を筆塗りすればOK!

横断歩道もこのやり方でOK

両端を残すようにマスキングテープを貼り、白い絵の具を塗り込む表現方法。
これは道路脇の白線だけでなく、横断歩道にも応用が利きます。

横断歩道の白線の横幅と白線1本ごとにマスキングしなくてはならないため手間がかかるものの、白線の表現としてマスキングテープを貼るわけではないので、経年劣化ではがれる心配がありません。

むしろスチレンボードに直接描くので、経年劣化による色落ちさえもリアルっぽく見えるかもしれない…?

マスキングテープが太い場合、覆う部分の幅によってはテープを細く切ってからマスキングするべきな部分も。
切り出したマスキングテープを一度カッターマットに貼り付け、幅を細く切ってからレイアウトのアスファルトに貼ってやると良いでしょう。

カーブではテープを切り込むか、新しく貼り付け

道が角度をつけて曲がっている場合、その頂点にあたる部分で新しいテープを貼ると良いと思います。

道が緩やかに曲がっている場合1本のマスキングテープを少しずつ曲げていくと良いかと。
その時はマスキングテープの、引きたい白線と反対側の部分に切り込みを入れておくと、テープに曲げ癖をつけやすくなるのでおすすめ。

また、道路表現の方法は鉄道模型レイアウトに限らず、鉄道のいないジオラマでも有用だと思います。
ジオラマ用のマスキングテープで手軽に済ませるか、アクリルガッシュを使って道路に自力で線を引くか、好きな方を試してみてくださいね。



さいごに

今回は鉄道模型レイアウトのメイキングの一つとして、ジオラマ作中の道路にアクリルガッシュを使って自力で白線を引く方法を紹介しました。
模型の鉄道が走る風景では、線路と離れたところも作り込まないとね。

絵の具で白線を描く場合は、引きたい線の両端をマスキングして、白い絵の具を筆塗り。
たまにオレンジ色の線も道路にあると思うので、それはオレンジ色の絵の具で。

この方法で、まっすぐな白線をジオラマの道路に自力で表現することができます!
マスキング作業にちょっと手間かかりますが見返りは十分!
なお人によってはこの記事で紹介していない方法で白線を表現する場合もあるはずなので、それはそれで参考にしてください。

さて「ケンヤ’s ミニレイアウトメイキング」の大掛かりな作業工程ははここで一区切り。
わたしのNゲージレイアウトはこれまで紹介した工法を駆使して作り上げました。

でも細かいことまで突き詰めていくと、レイアウト制作に終わりはありません。
ので、気が向いた時に細かい作業のことをブログにしていけたらと思います。

今回はここまで!!
ありがとうございました。