Nゲージ鉄道模型は、大半の車両がヘッドライトとテールライトが光るようになっています。
しかし購入してばかりでは、車内はとくに光るわけではありません。
しかししかし、Nゲージの室内灯は別売であります!
もちろん組み込めば模型の車内にも光が灯ってよりリアルな見た目になるのです!
鉄道模型メーカー各種が純正品を展開している中でわたしが特に気になっていたのが、ポポンデッタの室内灯です。
これを買ってきましたので、取り付けの様子をご紹介しましょう。
もくじ
チラつき防止機能搭載
こちらがポポンデッタのNゲージ用室内灯(青白色・集電バネ取り付けタイプ対応)です。
かなり細長くすっきりした箱ですね。
中身は室内灯本体、集電バネ、透明アダプターです。
この室内灯、超小型のチップLEDが端から端まで取り付けられていて、本体に電気が流れるとこのLEDが一斉に光り出すものと思われます。
さらに、金属の突起から本体の真ん中くらいまで、大量のコンデンサーがズラッと並んでいます。
これら一つ一つが少しの間電気を蓄電する機能を持っていて、ライトがちらついてしまう部分でもチラつきを抑えることができるのです!
箱に書かれていたエネルギーチャージャーとは、おそらくこのコンデンサーのことをいうのでしょう。
また、スイッチがついており、「H」に合わせると強く光り、「S」に合わせるとそんなに強くない光量で室内灯を光らせることができます。
今回は「S」のままいじらずにいきます。
また、ライトの色は今回購入した青白色の他に黄白色と電球色もあります。
集電バネ取り付けタイプとありましたが、これはTOMIX・マイクロエース・グリーンマックスの車両に使用します。
KATOの車両にポポンデッタの室内灯を取り付けたいときは集電金具付属タイプを選択しましょう。
室内灯を取り付けてみよう
それでは室内灯を設置してみましょう。
今回の素材車両は、マイクロエースより発売「京阪800系・新シンボルマーク」です!
実車は京阪京津線のびわ湖浜大津(びわこはまおおつ)駅を起点に併用軌道を走り、最大66,7パーミルの急こう配や制限20km/hの急カーブを越え、御陵(みささぎ)駅から京都市営地下鉄東西線に乗り入れ太秦天神川(うずまさてんじんがわ)駅までの運行を全部1本でやってのける、
個人的にぶっちぎりでおけいはんのやべーやつです。
昨年に購入してから室内灯を取り付けていませんでしたが、今だからこそと思いやってみることにしました。
室内灯の長さを調整
とにもかくにもまずはボディと床下を分離させましょう。
Nゲージの床下には、室内灯の集電パーツを取り付けるスペースが確保されています。
マイクロエースやTOMIX、グリーンマックスの場合は集電バネの差込口があります。
しかし肝心の室内灯は、このままでは800系には長すぎてボディを戻せません。
むしろ800系の方が小さいってのもありますけど…。
なので室内灯の余計な部分を切り落とします!
800系の場合は右端から2個目のLEDまで、左端から6個目手前までの黒い部分を切ると良さそうですね。
なお、ポポンデッタの室内灯はお手軽なことにハサミで切れました。
ちなみにTOMIXやマイクロエースの室内灯はプラスチックの透明プリズムを使って光を拡散させるタイプです。
この場合はハサミではなくカッターやデザインナイフで切り込みを入れ、折って短縮させます。
集電バネを室内灯に取り付け
本体の長さがちょうど良くなったら、次は集電用のバネを取り付けましょう。
ポポンデッタの室内灯は本体の金属突起にバネを取り付け、電気を取り入れる方式のようです。
バネを時計回りにまわして金属の突起に装着!
これを二つやればOK!
取り付け部の爪に室内灯を固定
それではいよいよ室内灯を装着します。
集電バネ取り付け穴に、バネを迷わず差し込み、室内灯本体が爪で留まるまで押し込めばOK!
あとは最初に外したボディをもとに戻せば…。
完成です!!
見た目は大して変わってないけど、あとで線路に乗せて電気を流せば違いが出ますよ。
京阪800系は4両編成なので、同じ作業をあと3両分やります。
中間車はLED1個分長めに
中間車にはヘッドライト・テールライトのユニットが無いので、室内灯本体を切り詰める時にLED1個分長めにするとちょうど良くなります。
集電バネの反対側(下の写真では右端)のLEDを、端から4個目までカットしましょう。
透明アダプタは高さ調整に
そういえば、室内灯に意味ありげに付属していた透明のアダプタ。
これの使い道が中間車にありました。
室内灯が垂れ下がらないように作られている台座があるんですが、京阪800系の中間車はそれが短いのです。
そこで、室内灯本体の台座と接する部分にアダプタを取り付けることで、室内灯の垂れ下がりを防止できます。
写真はモーター車で施工しましたが、トレーラーの中間車も同じようにアダプタを取り付けて高さを調整しましょう。
実車の雰囲気で美しく点灯!
さぁ、室内灯は無事に光るでしょうか。
作りかけのジオラマに先頭車を乗せ、電気を流してみると…?
光った!!!
これはテンション上がる!!
低光量モードで光らせているので、よりリアルに近い雰囲気になっています。
また、室内灯の光をオレンジの車幅灯のパーツが導光して、一緒に光っているみたいですね。
併用軌道も走る800系ならではのポイント!
よく見ると透けてない…?
ところでちょっと気になるんですが、水色の部分から光が透けてない…?
部屋の照明を落として確認すると・・・
はい、アウトです。
車体の水色の部分から光が透けてしまっています。
他の3両も全て水色の部分から光が透けたので、車両の内側から遮光する加工をしなければいけませんね。
実はこれ、前々っからいろんなモデラーさんがブログにしており、皆さん色々試しているのを拝読しておりました。
わたしも分かった上で室内灯を入れてみたんですが、案の定車体そのものが発行してるかのようなホタルイカみたいな状態に…。
これは次回また記事にします。
なお、室内灯を入れても光漏れしなかった場合はそれで加工終了です!
一段とカッコよくなったアナタの愛車をもっと愛でてくださいね。
さいごに
今回はマイクロエース「京阪800系 新シンボルマーク」を例にした、ポポンデッタの室内灯取り付けの紹介でした。
同社の室内灯は初導入でしたが、室内灯の点灯に至っては上手くできたようで何より!
あとは車両側の問題をどうにかしないといけませんが、それもブログ化しました。
遮光の必要が無い車両に関しては、ここまでの内容が参考になればうれしいです。
今回はここまで!
ありがとうございました。