まだまだ暑い季節が続いています。
冷たい飲み物が欲しくなりますよね。
自分で紅茶を淹れるにしても、時にはアイスティーにして飲みたい気分にもなります。
手間をかけずに作るなら、水出し茶葉でゆっくり抽出するのが良いでしょう。
しかし、水出し用の茶葉を使わずともアイスティーを作れる方法があります。
タイトルにもあるオンザロック(急冷式)なら、普段の茶葉を使って手っ取り早くアイスティーを楽しめます!
今回は、暑い季節で試したくなる、オンザロック(急冷式)でのアイスティーの作り方を実演します。
熱湯でお茶を淹れて氷を浮かべれば良い・・・には留まらない、美味しく作るコツがあるんです!
水出し茶葉じゃなくてOK!
オンザロック(急冷式)のポイントは、濃いめに煮出した紅茶を大量の氷で一気に冷やすこと!
濃く煮出したお茶は氷で薄まるので、ほぼいつも通りの濃さに落ち着きます。
この方法でアイスティーを作る場合、できればティーポットは2つ用意したほうが良いです。
ポットが2個ない場合は耐熱性のグラスを使いましょう。
冷やすとはいえ、熱い茶液が熱に弱いグラスに触れれば割れる可能性があります。

今回使う茶葉は、カルディ「Tea Fantasy」のダージリン。
普通に熱湯で抽出するタイプの茶葉です。

ホットで淹れた時はふくよかな香りが広がります。
ダージリン以外にもいろいろな茶葉・フレーバーがラインナップされているので、お近くのカルディコーヒーの店舗を覗いてみてください。

ちなみに、たまたま自宅で使用中だったダージリンを撮影に使いましたが、オンザロックには渋みの少ない茶葉がおすすめです。
味・色が濃く出る茶葉だと冷やした時に濁りやすいです(味には影響ありません)。
いつもの茶葉量を半分のお湯で煮出す
ではやっていきましょう。
今回は、熱湯で紅茶を作るのと同量の茶葉を使います。
ポットに2杯分を作るので、茶葉はだいたい6~7.5g、最初の湯量は150~200mlくらいが良いでしょう。
茶葉の量・お湯の量は各自調整してください。
汲みたての水から熱湯を沸かして、1個目のティーポットの半分までお湯を注いでください。
できれば沸騰前のお湯でポットを温めておくと温度が下がりにくいです。
いつもと同量の茶葉を半分の熱湯で煮出すことで、結果的に倍の濃さになります。
抽出時間はパッケージの指定から30秒ほど短めが良いでしょう。
今回はアバウトに3分やりましたが、本当は少し短いくらいがベター。

紅茶を煮出している間に、2個目のティーポットには大量の氷を入れておきます。
家庭用冷蔵庫の製氷機を使いましたが、市販のロックアイスだと溶けにくくて高純度なのでもっと良いです。

では次に、抽出し、スプーンでひとかきした熱々の紅茶を2個目のティーポットに、氷に当てながら注いでください。
氷が一気に溶けながら急速冷却されていきます。
こんな感じで、熱い茶液を氷にぶつけて急激に冷やすことでクリームダウンを抑制します。

この時溶けた氷で最終的な水量がティーポットいっぱいになり、濃度も少し和らぐでしょう。
十分にお茶が冷えたら軽く撹拌し、最後にグラスに注いで完成です!
撮影時は忘れていましたが、グラスにも氷を浮かべるとそれらしくなりますね。

元々、私もティーポットは1つだけ持っていて、アイスティーを美味しく作りたいがために2個目を買ったようなものです。
本稿の写真に写しているグラスは高熱に弱いので熱湯を直接注げません。
ティーポット2個持ちにより、お気に入りのグラスを熱で割るリスクを極力回避しました。
オンザロックのメリット・デメリット
熱い紅茶を大量の氷で急速冷却する、オンザロックのメリットをいくつか考えてみました。
一つ目に、ホットティーとほぼ同じ時間と量でサッと作れます。
水出しだとゆっくり抽出し、たっぷり作ると半日・一晩はかかるので、すぐ作れることは一つのメリット。
水量もいつもと同じ1・2杯分くらいで仕上がるので、たくさん作らなくて良い場合もピッタリです。
ただし、すでに氷を用意していることが前提です。
忘れずに買うか作るかしておきましょう。
2つ目は、香り・味を出しやすいこと。
最初に熱湯で紅茶を煮出すので、紅茶成分をしっかり引き出し、香りと味を味わえます。
水出しはマイルドで飲みやすいのが良いので、時間や気分にあわせて使い分けましょう。

その一方、オンザロックにも注意したいポイントはあります。
真っ先に挙げられるのがクリームダウン。
本当にクリームを入れたわけでもないのに紅茶が濁ることを呼びます。
これは、あつあつの紅茶がゆっくり冷めることで発生する現象。
タンニン(紅茶ポリフェノール)とカフェインが結合し、結晶化が進むにつれて水が濁っていきます。
味に影響はないものの、透き通った見た目は失われます。
そんなクリームダウンを防ぐ対策には、一般的に以下が挙げられます。
- 紅茶が熱いうちに砂糖・グラニュー糖を加える
- 抽出時間を短くする
- 紅茶を移す・注ぐ時に最後の一滴まで注がない(最後のほうは紅茶成分が特に濃い)
- 渋みが少ない茶葉(リーフタイプ、キャンディなど)を使う
- 開き直ってミルクティーにしちゃう
2つ目は、比較的味が濃いめなこと。
2倍の濃さで紅茶を抽出するので、最終的に少し薄まるとはいえ、味は多少濃くなります。
紅茶の味が濃いということは、カフェインも強いということ。
就寝直前のカフェイン摂り過ぎはかえって睡眠妨害になりかねないので、それ以外のタイミングにしましょう。
どうしてもクリームダウンを解決できない場合、ポット以上の量を一度に作る場合、またはまろやか味の気分な時は、オンザロックではなく水出しをお試しください。
さいごに
いかがでしょうか?
必ずしも水出し用の茶葉を使わなくても、熱湯で2倍濃い紅茶を淹れてから一気に冷やすことで美味しいアイスティーが作れるんです。
やけどや、割ってしまったグラスでのケガにはくれぐれも注意してください。

いろいろ書いてきましたが、何よりまずは試してみてください。
茶葉がどうとか作る量はいくらが良いとか、後でどうにでもなります。
ストレートで物足りなくなったら、お好きなアレンジもぜひお試しください。
夏本番から秋口にかけて、かなりの暑さが続きます。
たまには冷たい紅茶を片手にくつろいでみませんか?
今回はここまで!
ありがとうございました!
参考
『基礎から学ぶ紅茶のすべて』 著:磯淵猛 誠文堂新光社 2016年11月
神戸紅茶ポータルサイト
アイスティーの淹れ方
にごらないアイスティーを作りたい!
日東紅茶公式サイト
紅茶のおいしいいれ方 アイスティー