こんにちは、今月はどうにかクラウドソーシング外にも足を伸ばしていきたい若林(@keysTtime)です。

実は先日、わたしのランサーズアカウントあてに、鉄道記事に関するご相談を受けました。その案件の文字単価はなんと1文字3円で、文章量も2000字弱と程よくて、まさに自分にうってつけ!相談をもらったその瞬間はめちゃめちゃ嬉しかったです。

しかしその約8時間後に、わたしは依頼をお断りしました。

理由は、執筆対象の鉄道に対して「毒舌な書き方」が求められていたから。基本的にわたしは、鉄道ライティングに対しては必ずと言っていいほど柔らかくて読みやすい言い方を心掛けていて、そのポリシーに反してしまうことは現状ではやりたくないんです。同時に一歩間違えればその執筆対象のイメージダウンにつながってしまうと見てしまい、それはたとえ無記名だったり、金額条件がどれだけ良くても自分はどうしても書けない。

「良い条件なのにもったいないんじゃないか…?」と悩みつつも、結局は自分の良心に従って契約を取り下げた今回の出来事は、自分自身にとっても深く考えさせられたなぁと思っています。鉄道ライティングに何を求めるのか。お金?それとも心?

そこで今回は、その時の状況を振り返りながら、自分が鉄道フリーランスを名乗っている中で守っていたい3つのお話をしていきます。

 

何が起こっていたの?


まず先日、何があったか改めてお話しますと、

ランサーズの自分のアカウントに、鉄道記事に関する執筆の相談をもらいました(クライアントのお名前や案件名は伏せます)。その条件は、

  • 字数にして2000字弱
  • 文字単価は3,0円
  • 原稿数はライターに合わせて調整可能
  • 納期は早過ぎず遅すぎない

という、ここだけ見ればかなりの良案件!!メールで参考書の名前も教えてもらったので、その本を調べに行くため、前向きに検討すると言っていったん保留…、そのまま書店に行って調べてきました。

すると、参考書の文体はかなりの毒舌で、1回流し読みしただけで自分にはネガティブな印象が強く残ってしまいました。この本と似た書き方で記事を書いてということはすなわち、自分が向き合うべき鉄道に対して毒を吐くということ。そういう風にもとらえられます。実際は書いてみないと分からない、というのもあるんですけどね。

本来自分は鉄道の「楽しさ」や「面白さ」を自分から発信したいと思ってライティングを始めたというのにも関わらず、無記名だからと毒舌な書き方を求められてよく考えもせずにOKしてしまっては本末転倒。今受け持っている依頼がないからって、それは自分にはどうしてもできなかった。

得意分野の記事を書いて報酬をもらう立場としての良心が許さなかったのです。

前向きな検討から180度考えが変わり、その夜に自分は丁重にお断りを入れ、その案件の契約は行いませんでした。

「せっかくの得意分野なのになんでもったいないことしたの!?」ってお叱りの声が飛んでくるかもしれませんが、そのためにはどうしても守っていたい自分の精神があるんです。今から3つご紹介しましょう。

 

その1:執筆対象と真摯に向き合うこと


まず一つ目、わたしの場合は主に鉄道や町に対して思うことですが、取材ライターをされている方ならご自分の専門分野に対して抱いていることではないでしょうか。自分の執筆対象と真摯に向き合うこと、これが大前提です。

自分は鉄道分野を最も得意としているから、鉄道記事を執筆したり、Nゲージのレイアウトを作ったり、走行音のものまねをしたいって考えているとしましょう。しかしそうしようにも、その対象にポジティブな感情を向けて、その良さを自分なりに引き出そうという姿勢が無ければわたしには鉄道フリーランスを名乗る資格なんてありません。

先日の1件では、先に述べたように「毒舌な書き方」が求められていました。それはつまり、言い換えれば「皮肉」や「悪口」ってことですよね?執筆対象の良さを引き出すために209歩譲って、いったん評価を下げておいてから2倍にも20倍にも引き上げるならまだしも、

最初から粗探しをするような姿勢ではわたしは鉄道ライティングをやってはいけない

という自戒を込めて、情報収集の手段に関係なく執筆対象を良く観察するようにと考えています。

せっかくなのでここでお話しておきましょうね。自分がなぜ「鉄道ライター」じゃなくて「鉄道フリーランス」と名乗っているのか、それは記事を書くだけじゃなくて、今までは趣味の範囲でやっていた模型鉄や音鉄などの鉄道要素をも全てひっくるめて、自分にできることを通して鉄道と向き合いたいから。なのです!

 

その2:良いも悪いも合わせて最後は「いいね!」


その上でリサーチして得た情報は2つ目に、良いことはもちろん取り上げたいし、良くはないよな…って思ってしまうことも、もし書いていいのであればいくつか書いてみたいな、と考えています。

良いことだけを変に持ちあげると胡散臭いと感じてしまい、悪い方向に持って行けば、最悪ただの悪口。それでは逆効果です。

だから、その執筆対象の魅力を引き出すための要素を、得た情報全ての中から上手く原稿に落とし込み、これは良いなと思ったこと、これは心配だなと思ったこと、それらすべてを合わせて最終的には「この(執筆対象)は面白そう!!」って思っていただけるような、そんな心がけを忘れたくないものです。あれですね、よくいう

起 承 転 結

みたいな感じです。書くものによって構成は様々に変わってくると思いますが、とにかくここで大事なのは、読む人に「いいね!」って思ってもらえるように書き進めていく、ということです。

 

その3:自分の言葉で丁寧に


そして3つ目、自分の言葉で丁寧に書く。ここまで守ってようやく「自分」らしい記事だなって言える気がします。コピペに関してはもはや問題外ね

そういうレベルの話ではなく、ありきたりな言いまわしや文章でちゃっちゃと書きあげず(納期とかが厳しくなった場合は難しいかもしれないけど…)、きちんと自分らしい言葉をつなぎ合わせて原稿を書く!ということが大事なのではないでしょうか。

そして執筆時には、誰が読んでも分かりやすく、文章からは柔らかさ暖かさ優しさが出るように書ければ、自分としては良い記事って言えるんじゃないかと。その後修正が入ることがあるかもしれませんけどね。

先日の依頼の場合、毒舌を効かせるって、イコール悪口めいた言い方になりますよね?その中でもきっと丁寧な言い方はあるのでしょうが、少なくとも自分は毒舌と聞くとかなりの口の悪さをイメージします。自分の書き物においてそれはご法度だと考えているため、それでお断りを入れさせてもらった次第です。

…と、こんな感じで3つのことを自身の肝に銘じて、自信を持って鉄道や町などが面白い!って言える姿勢を保ち続けたいものです。はっきり言って頑固者ですね(汗)。ですがよりポジティブな印象で記事執筆を心掛ける以上、例え自分向けの案件であってもポリシーに反することにはOKできないってことが、先日の1件で良く分かりました。

 

自分自身の本当に譲れない心情と向き合う


こんなことを書いていたら、

  • ライター歴1年未満の癖に生意気だ!(2018年9月時点)
  • 仕事が少ないのなら仕事を選ぶな!
  • 毒舌にこそ愛はあるんだぞ!

などなどお考えの方もきっといらっしゃることでしょう…。

 

 

 

 

 

知りませんよそんなこと

 

 

 

 

 

少しずつ実績を積んできている今だからこそ自分の心情とも向き合っていくべきだし、来た依頼になんでもかんでも手を出して自分が望んでもいないレッテルを貼られることはフリーランスとして避けるべきだし、自分の口の悪さを正当化するのはあまりにも古いやり方だよ。と自分は考えています。少なくとも2018年9月時点の今はね。

だから自分はこれからも、自分自身のポリシーに従って執筆対象と向き合いつつ、フリーランスとしても更に活動の幅を広げるために努力を続ける所存でございます。

 

きっと迷った時のヒントになる


ということで、鉄道フリーランスとしてあるために守っていたい3つの要素のご紹介でした。フリーランスの人それぞれできっと考え方は違うと思うので、あくまでも一つの事例としてお考えください。わたしの場合は

  1. 執筆対象と真摯に向き合い
  2. 最後には「いいね」って思ってもらえるように
  3. 自分自身の言葉で丁寧に書く

ですよ。

皆さんには、何かと向き合うために守っていること・これから守りたいことはありますか?もし人生やお仕事などで迷いが生じた時は、こんな風に自分自身と向き合ってみれば、それがきっと問題解決のヒントになるかもしれませんよ!

 

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